マーベル史上最もコケた映画は? MCU興行収入大爆死の作品(3)。日本人俳優目当てが愕然…少ない出番に裏切られた?
2023年3月時点で、マーベル映画は全31作品(『アイアンマン』~『アントマン&ワスプ:クアントマニア』)。全作品の興行収入を合わせると全世界で250億ドル(約2兆8590億円)以上を叩きだしている。今回は、誰もが認める大ヒットシリーズの中から、日本国内で興行収入がイマイチ伸びなかった作品をご紹介する。今回は第3回。
●浅野忠信目当てで観に行ったファンが愕然!? 真っすぐなストーリーに賛否が分かれる
3位『マイティ・ソー』(2011)
興行収入:5億円
上映時間:115分
製作国:アメリカ
監督:ケネス・ブラナー
脚本:アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
キャスト:クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、ステラン・スカルスガルド、コルム・フィオール、レイ・スティーヴンソン、イドリス・エルバ、カット・デニングス、浅野忠信、ジェイミー・アレクサンダー
【作品内容】
神の世界で最強の戦士・ソー(クリス・ヘムズワース)は、横暴で傲慢な性格。謙虚さを学ぶために人間界へ送り込まれる。神の世界での力を失ってしまったソーに凶悪な敵たちが次々と襲い掛かり、ソーは地球でも戦いの日々を送ることに。
監督は『オリエント急行殺人事件』で監督・主演を務めたケネス・ブラナー。主演は『MIB:インターナショナル』で主演を果たしたオーストラリアの人気俳優クリス・ヘムズワース。また本作には、日本が誇る個性派俳優・浅野忠信も出演している。
【注目ポイント】
マイティ・ソーが続けてランクイン。世界的にはソーは人気のあるヒーローだが、なぜか日本ではあまり人気のないヒーローの1人である。
ちなみにこれは他のマーベル作品にも言えることだが、本場アメリカでは、公開前後のプロモーションに湯水のようにお金を使い、マーベルファン以外の層も貪欲に取り込もうとするのに対し、日本でのプロモーションはごくささやかなもの。そんな中、日本を代表する俳優の1人である浅野忠信が出演していることもあり、本作はマーベル作品の中でも日本国内における注目度は非常に高かった。
しかし、蓋を開けてみると、浅野忠信の見せ場は少なく、セリフもごくわずか。期待度が高かった分、裏切られたと感じたファンも多かったのではないだろうか。
神が人間の住む地球に行くという興味をそそられる設定ではあるが、作品内容は王道なストーリーである。本作の後に製作されたマーベル作品と比べると予想通りの展開に思えてしまう。当時はリピートする人もあまりいなかったのだろうか、大ヒットしたマーベル映画に比べると、ごく慎ましい興行成績で終わった。
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