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史上最高のディストピア系SF日本映画は? 最悪の未来を描く問題作(2)役者も完璧! 特大スケールの超傑作

text by 編集部

ChatGPTをはじめ、近年目覚ましい進化を遂げているAI(人工知能)。2023年3月には、イーロン・マスクらがAI開発の停止を要請し話題になった。かつてSF映画で見たようなディストピアは、もしかしたら近くまで来ているのかもしれない。今回は、現代社会に警鐘を鳴らすディストピア作品5作を紹介する。

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世界の崩壊を一大スケールで描いた青春パニックムービー

『ドラゴンヘッド』(2003)


出典:Amazon

監督 : 飯田譲治
原作 : 望月峯太郎
キャスト : 妻夫木聡、SAYAKA、山田孝之、藤木直人

【作品内容】

修学旅行からの帰り道、原因不明の事故により、青木テルたちが乗車していた新幹線がトンネル内で脱線事故を起こしてしまう。出入り口が崩壊し、外界から完全に遮断された中、テルたち3人の生存者は、生き残る術を模索。混乱の中、彼らは地上へ脱出する出口を見つけるが、そこに広がっていたのは、白い灰が降る荒廃した大地だった-。

【注目ポイント】

俳優の妻夫木聡
主演の妻夫木聡Getty Images

本作は、望月峯太郎のSF漫画『ドラゴンヘッド』(1995年)を実写化した映画。監督は、『NIGHT HEAD』(1992年-93年)や『アナザヘヴン』(2000年)など、オカルトや超常現象を描いた作風に定評のある飯田譲治が務めた。

本作の見どころは、なんといっても役者陣の演技だろう。本作には、妻夫木聡や山田孝之、映画初出演となるSAYAKA(早逝が惜しまれる)ら、若手の実力派が多数出演。彼らが生き延びるために様々な選択を迫られる姿は、実にリアルだ。

また、撮影は2か月間にわたりウズベキスタンで行われ、現場には廃墟と化した渋谷が再現されたという。こういったスケールの大きさやVFX技術も、本作の見どころの一つだ。

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