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官能的すぎる…国民的女優の濡れ場が堪能できる日本映画(2)19歳で激しいベッドシーン…アクションこなす大器

text by 市川ノン

映画の物語を進めていく上で、官能的なシーンはスパイスになる。女性の裸には人の目を引く力が宿っている。だが、エロスと共にその女優が自分の体を使って何を伝えようとしているのかを感じることで、観客は胸を打たれるのではないだろうか。今回は表現の境地に立ち、果敢に濡れ場に挑戦した女優をセレクトしてご紹介する。(文・市川ノン)

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激しい濡れ場も見事にこなす
アクション女優の矜持、ここにあり

清野菜名『TOKYOTRIBE』


出典:Amazon

原作:井上三太『TOKYO TRIBE2』
監督:園子温
脚本:園子温
出演:鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、大東駿介、石田卓也、市川由衣、叶美香、中川翔子、佐藤隆太、染谷将太、でんでん、窪塚洋介、竹内力

【作品内容】

累計250万部超の井上三太の伝説的コミック『TOKYO TRIBE2』を映画化。キャストには鈴木亮平、清野奈名、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太など豪華俳優陣がずらりと並んだ。

舞台は架空の町トーキョー、ここにはいくつものトライブ(族)が存在していた。少年たちはトライブを組みながら縄張り争いに明け暮れ、次第にトーキョー中を巻き込んだ抗争に発展していく。

ラップミュージカルと称されるように、劇中で披露されるラップ、アクション、さらに猥雑なトーキョーの世界観に注目だ。

【注目ポイント】

清野菜名
清野菜名Getty Images

当時、弱冠19歳の清野菜名が演じたのは、トライブの抗争に巻き込まれてしまうヒロインのスンミ。武術を得意とするスンミ役は、高校時代、現役のアクション監督に訓練を受けたという清野菜名にはハマり役だった。

純白の下着を見せながら放たれる清野のキックで、男たちはバッタバッタと倒れていく。それは、まさに痛快そのもの。

また、トライブのひとつ「ブクロWU-RONZ」のヘッド・メラ(鈴木亮平)に押し倒されるシーンではバストをさらけだす体当たりの芝居で魅了する。

メラにブラジャーの真ん中をプツンと切られると、清野の美バストがあらわになる。彼女はそのまま大汗を滴らせながら、メラに突かれるが、BGMも相まって荒々しさが画面越しに伝わってくるのだ。

その後バストを出したままベッドにいるシーンが続くが、スンミ、いや女優・清野の肝の座り具合が感じられるだろう。アクションや濡れ場といった全力の演技を行う若かりし清野を見るだけでも、価値のある一作といえよう。

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