全員悪役…! 韓流ドラマ界の大ブレイク若手スター(4)憎らしい演技が最高! 腹黒なのに日本でも大人気の男
今年5月、韓国のゴールデングローブ賞とも呼ばれる百想芸術大賞で3冠を達成した『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で、イム・ジヨンがいじめ加害者を演じて助演女優賞に輝いた。彼女の他にもアン・ボヒョンやハン・ソヒら、いま旬の俳優たちもブレイクのきっかけは悪役だった! そんなスターたち5人のプロフィールと出世作をおさらいする。(文・古舘美和)
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憎たらしい芝居が最高…!
付いたあだ名は“腹黒策士”
チュ・ジョンヒョク 주종혁
【注目ポイント】
1991年生まれ。中学3年の時ニュージーランドに留学し、現地の大学ではホテル経営学を学ぶ。韓国に戻りバーテンダーのアルバイトをしていたところ声を掛けられ、2015年に独立映画『夢魔』でデビューした。
2020年に倍率700倍の「Kakao Mアクターズオーディション」を突破し、イ・ビョンホンらが所属する大手芸能事務所と契約。Netflixシリーズ『D.P.』や『ハピネス』『ユミの細胞たち』シリーズで徐々に顔を知られるようになった。
2022年、日本でも話題を呼んだヒューマンドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に、主人公ウ・ヨンウの同僚弁護士クォン・ミヌ役で出演。
自閉スペクトラム症を抱えるにもかかわらず一流法律事務所に入社してきたウ・ヨンウを一方的にライバル視し、彼女を出し抜こうと小賢しく立ち回る。
ある日ウ・ヨンウはミヌに向かって「腹黒策士!」と言い放つのだが、そんなあだ名とは裏腹にミヌのどこか憎めないキャラは愛され、チュ・ジョンヒョクに対する注目度もアップ。
今年2月には都内でファンミーティングを開催するほど日本でもファンを増やした。
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の続編は2024年の放送を目標に制作が動き出しているとのことなので、次はどんな姿を見せてくれるのか期待して待ちたい。
また、チュ・ジョンヒョク自身が青春時代を過ごしたニュージーランドでロケを敢行した映画『韓国が嫌いで』も公開待機中。
【ブレイクのきっかけになった作品】
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』
自閉スペクトラム症を抱えながらも、ソウル大のロースクールを首席で卒業し、晴れて弁護士としての一歩を踏み出したウ・ヨンウの活躍と周囲の人々との絆を温かく描く。
クジラの話を始めたら止まらず、回転ドアは通れない、食事はキンパ(のり巻き)しか食べられないウ・ヨンウ(パク・ウンビン)は当初、“普通じゃない弁護士”として周囲から奇異の目で見られる。
ところがいざ裁判となると、驚異的な記憶力とユニークな着眼点をもってクライアントを勝利に導き、周囲から一目置かれるようになっていく。
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