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夏の終わりを描いた最高の映画は? 儚く切ない名作映画(2)冒険映画の金字塔! 色褪せない少年の宝探し

text by 編集部

大きく開いた窓から入る暖かい風にのって、子供の笑い声が聞こえる。授業終わりの放課後の苦い思い出。“夏”が終わりに近づくと、何故か少し切ない気持ちが残る。そんなどこかで誰もが感じた、夏の終わり。今回は、米Movie Webを参考に、人間関係が変化し、気持ちが変化する、儚くも切ない夏の終わりを捉えた映画を、5本紹介する。

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元祖キッズアドベンチャー
色褪せることのない冒険のワクワク

『グーニーズ』 (1985)


出典:Amazon

製作国:アメリカ
監督:リチャード・ドナー
脚本:クリス・コロンバス
キャスト:ショーン・アスティン、ジョシュ・ブローリン、ジェフ・コーエン、コリー・フェルドマン、ケリー・グリーン

【作品内容】

海賊伝説が息づく港町で、再開発計画が浮上し、ある家族が立ち退きを迫られる。

そんな家に集まる「グーニーズ」と名乗るやんちゃな少年4人組。彼らは屋根裏で財宝の在り処を示す地図を発見する。

地図を頼りに、仲間と廃墟となったレストランの地下道を探し当て、そこを降りていくと…。

【注目ポイント】

グーニーズ
映画グーニーズGetty Images

本作の監督を務めたのは、映画『オーメン』(1976)、映画『スーパーマン』(1978)のリチャード・ドナー。製作総指揮は、映画『ジョーズ』(1975)のスティーブン・スピルバーグが務めた。

映画『グーニーズ』の魅力は、屋根裏で見つかる秘密の宝の地図、ちょっとドジな悪役に、大人たちに隠れて練る作戦会議、恐ろしい罠に、金銀財宝、そして純粋な感情を秘めたロマンスなど、冒険心を輝かせる要素がふんだんに詰まっていることだ。

元祖キッズアドベンチャーと言える作品である。

そんな子供心くすぐる本作の冒険ストーリーは、子供が観ればその冒険に憧れ、大人が観れば、子供の時に持っていた純粋な気持ちを思い出せる、宝箱のような素敵な物語となっている。

作中で描かれる、立ちはだかる数々の困難に、仲間と共に挑むその姿勢は、自分たちがまだ子供であった「あの頃」に戻らせてくれる。

季節が変わるその前に、懐かしい「あの頃」を心の中にもう一度入れてみるのもいいかもしれない。

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