漫画『キングダム』の実写映画が大ヒットを記録している。これまで3作が実写映画化され、日本を代表するキャストやスタッフが集結。さらに小栗旬と吉川晃司のサプライズキャスティングが記憶に新しい。今回は、『キングダム』ガチファンが「未登場の将軍キャラ」に絞り、選出理由や現実度から妄想キャスティングする。（文・タナカシカ）

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桓騎のお気に入り千人将
〜軍議中も空気を読みません〜

オギコ

演じるなら、この人！
〜錦鯉・長谷川雅紀〜

今まで実力派俳優が名を連ねることでキャスティングが発表される度に話題となってきた『キングダム』だが、この役だけはユーモアのあるキャスティングができるのでは？ と、大将軍ではないが、オマケで配役を考えてみる。

野盗を寄せ集めて形成された桓騎軍の中でも際立ってクレイジーなキャラとして、一定数のファンから愛されるオギコ。そのおかしさは、どんなに緊迫した戦場や軍議でも、全く空気を読まない言動ができるところだ。加えて、こちらも空気を読むことができない主人公・信でさえもドン引きするほどだ。

しかしそんなオギコを「面白いから」というだけの理由で、自軍の千人将を任せている桓騎が一番クレイジーだ。

作中で唯一のボケキャラ。そんな内面と外見がクレイジーな役だが、お笑い芸人・錦鯉の長谷川雅紀さんなら原作ファンの全員も納得するのではないだろうか。

オギコは常に上裸で、目上の人への敬語も使えず、荒くれ者だらけの桓騎一家の中でも浮いた存在のため、全員が手を焼いている。作中ではしばし大事な伝令役を担うが、その奇妙な見た目から不審者扱いされ、味方の兵士にも止められる始末。

そんなオギコとビジュアルが似ている芸能人に挙げられる、錦鯉・雅紀さん。顔も似ているが、一番のポイントは歯がまばらにしか生えていないところだ。掴みどころがないパッパラパーなオギコと、相方の渡辺さんからシンプルに「バカ」と言われてしまう雅紀さん、演技ではなくそのまま雅紀さんとして出演してもオギコ役として定着するだろう。

劇中唯一のマヌケキャラで、色んな場を和ませてきたオギコ。そんなマスコット的キャラには芸能界の「愛されバカ」でどうだろうか。

『キングダム』はシリーズ初期のメンバーの過酷な役作りと怪演のお陰で、シリーズ1作目に比べると、キャスティングが発表される度に大きく注目される作品となっている。

大物俳優たちも次から次へと出演を決め、ハリウッド映画俳優たちが「出演できたことが夢のようだ」と口を揃えて言う『アベンジャーズ』シリーズ。日本でもそれと同様に、俳優にとって出演したい作品として『キングダム』が挙げられる日が近づいていることは間違いないだろう。

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