映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(4)魅力的すぎる狂気…命懸けで演じた伝説の天才
物語には欠かせない存在と言えば悪役。主人公と対抗的なキャラクターという要素だけでなく、不気味で魅力溢れる姿は多くの観客を虜にする。そんな銀幕で輝き続ける映画史に残る悪役が活躍する作品を紹介。今回は米colliderを参考に、歴代映画悪役5選を紹介。
——————————-
夭折した天才俳優が演じるシリーズ最高のヴィラン
ジョーカー『ダークナイト』 (2008)
製作国:アメリカ
監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン、ジョナサン・ノーラン
キャスト:クリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン
【作品内容】
ゴッサム・シティーの安全を目指すバットマンは、ゴードン警部補らと協力し、マフィアの資金洗浄を摘発する。一方、資金難に悩むマフィアの前に、ジョーカーと名乗る謎の人物が現れる。そして彼は、バットマンの殺害を宣言する…。
【注目ポイント】
レクター博士と同様、本作の悪役ジョーカーも、複数の俳優がスクリーンで演じ、大成功を収めてきたキャラクターだ。2019年の映画『ジョーカー』で、オスカーを受賞した俳優ホアキン・フェニックス、1989年の映画『バットマン』で、ジョーカーを演じた俳優ジャック・ニコルソン、そしてテレビアニメシリーズ『バットマン』(1992〜1999)、『ザ・バットマン』(2004〜2008)で、声優を何度も担当し大成功を収めた俳優マーク・ハミルなどが、ジョーカーを演じた俳優として挙げられる。
クリストファー・ノーラン監督の映画『ダークナイト』で、ジョーカーを演じたのは、俳優ヒース・レジャーだ。彼は、ジョーカーという役に多大なエネルギーを与え、ジョーカーの狂気、不気味さ、計画的な犯罪者としての一面を見事に表現し、本作を激しく、手に汗握る作品にした。
ジョーカーは、計算高い一方で、彼の行動や思考は、予測不可能で、混沌としたものとなっており、物語の緊張感と驚きを高めている。
本作で歴史に残る名演を披露したヒース・レジャーは、本作の公開を待たずして急性薬物中毒により急逝した。
【関連記事】
映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(1)
映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(5)
映画史上最も恐ろしい悪役は…? 歴史に残るダークヒーロー(全作品紹介)