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死ぬほどつまらないゴジラ映画は…ファンも呆れる失敗作(1)グダグダ…怪獣プロレスにゲンナリの最低作とは?

text by 編集部

2023年公開の『ゴジラ−1.0』でシリーズ30本目となるゴジラシリーズ。その制作には、円谷英二や本田猪四郎など、日本映画史を代表する才能たちが携わってきた。しかし、70年にも及ぶその歴史の中には、当然成功作とは言い難い作品も。今回は、ゴジラシリーズの中から世間の不評を買ったワースト作品5本を紹介しよう。(文・編集部)

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グダグダな怪獣プロレスにゲンナリ…。
超低コストで作られた昭和ゴジラ最大の駄作

『ゴジラ対メガロ』(1973)


出典:Amazon

上映時間:82分
監督:福田純(本編)中野昭慶(特撮)
脚本:福田純
原作:関沢新一
キャスト:佐々木勝彦、林ゆたか、川瀬裕之、富田浩太郎

【作品内容】

「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開された昭和ゴジラ第13作目。時は197X年、電子工学者・伊吹吾郎が開発した万能電子ロボット・ジェットジャガーが何者かの手によって奪われる。それは、核実験によって大きな被害を受けたシートピアの海底人による人類に対しての報復だった。

やがて、海底人たちは、ジェットジャガーの電子頭脳を使用して昆虫怪獣メガロを召喚。さらに彼らは、前作『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場したサイボーグ怪獣・ガイガンまでも召喚し、地上人に攻撃を開始するのだった。

ゴジラは、そんな人類の危機を救うために立ち上がり、ジェット・ジャガーと共闘。地上の平和をかけた世紀のタッグマッチが幕を開けた―。

【注目ポイント】

『ゴジラVSメガロ』の劇中写真
ゴジラVSメガロの劇中写真Getty Images

本作は、超低予算・短期間で作られたことで知られており、過去の映像の使いまわしが多く、粗が目立つ作品として知られている。

特に評判を下げているのが、後半の「怪獣プロレス」シーンだ。4体の怪獣によるグダグダとした「プロレス」シーンには、人類の畏怖の対象である怪獣としての威厳は全くなく、着ぐるみを着た素人がワチャワチャと絡み合っているようにしか思えない。

また、ゴジラが「正義の怪獣」として登場するのも本作の迷ポイントだろう。本作は、久しぶりに原子力の問題をテーマとした作品としても知られているが、「反核」の象徴であるゴジラが人類の味方をしてしまっては本末転倒だろう。

とはいえ、オープンセットのダム破壊シーンや見事なカースタントなど、良いところも無いわけではない。粗に目をつむれば、きっと楽しめることだろう。

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