ゾッとする裏設定…映画史上最も衝撃的な都市伝説(3)怖すぎる…未来の予言が的中しまくりの史上最強SF
世界中の人から愛され、知らない人の方が少ない名作映画たち。そんな作品の中にはファンの間で語られる都市伝説が多数存在し、一見関係がない作品同士がリンクしていたりする。今回は、裏設定や作品の垣根を超えた噂などを解説していく。クリストファー・ノーラン監督とジェームズ・キャメロン監督にあるロマン溢れる繋がりとはー。
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スマートウォッチもタブレットも予知
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)
原題:Back to the Future
上映時間:116分
監督:ロバート・ゼメキス
脚本:ボブ・ゲイル、ロバート・ゼメキス
出演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローバー、トーマス・F・フィルトン、クローディア・ウェルズ、マーク・マクルーア、ウェンディ・ジョー・スパーバ、ジョージ・ディセンゾ、ジェームズ・トルカン、J・J・コーエン、ケイシー・シー・マツコ、ビリー・ゼイン、ハリー・ウォーターズ・Jr.、リサ・フリーマン、クリスティン・カウフマン、エルサ・レイブリン、ウィル・ヘア、アイビー・ベスーン、ヒューイ・ルイス
【作品情報】
「フォレスト・ガンプ」でアカデミー作品賞・監督賞を受賞したロバート・ゼメキスの出世作であり、製作総指揮にはスティーブン・スピルバーグも名を連ねた「バック・トゥー・ザ・フューチャー」。後に3部作シリーズとなり、当時の世界的な興収を記録するなど映画史に残る傑作だ。
カリフォルニア州の架空の都市ヒルバレーに住む高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は、科学者で歳の離れたドク(クリストファー・ロイド)からタイムマシンの完成を知らされる。30年前の世界にタイムスリップしたマーティは、過去のドクの協力を得ながら元の世界へ戻ろうとする。しかし、そこで若き日の両親が結ばれるようにするというミッションも発生してしまうのだった。
【注目ポイント】
タイムマシンの開発者ドクには、実は自殺願望があったのではないかという説がある。それが垣間みれるのが、タイムマシンのデロリアンが実際にタイムスリップできるかという実験シーン。かなりのスピードで迫る車を結果的に、間一髪避けた2人だが、ファンの一部では「どう見てもドクに自殺願望があるようにしか思えない」と訝しむ者もいるそうだ。
一方、今シリーズはさまざま未来を予言しているという説も有名。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』では、2015年の未来にタイムスリップするが、そこでは腕時計を見て天気を予想するドクの姿が描かれる。これは、現代でいえばApple Watchのようなスマートウォッチであろう。他にも、タブレットを持った男が寄付を求めるなど、モバイル決済の未来も予知しているかのようだ。
1作目でも予言が読み取れるという。その舞台はドクとマーティがタイムスリップする現場となるモールの駐車場。このモールは「TWIN PINES MALL」という名前であり、デジタル時計と一体となったモールの看板が設置されている。
看板が映し出されたシーンを見ると時刻は「1:16」となっているが、これを反対にすると「91:1」となる。モールの名前に「TWIN」とつくのだから、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロを思い浮かべずにはいられない。
示唆に富む「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ。同作には、まだ誰も気づいていない予言があるのかもしれない。
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