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最も演技が上手い歴代乃木坂46メンバーは? 次世代を担う女優(2)まさに女王、抜群の才能を発揮した作品は?

text by 編集部

乃木坂46は秋元康グループの中でも容姿端麗な清楚系アイドルグループとして有名だ。今回は、元乃木坂46のメンバーの中から、女優としての活躍が目覚ましい演技派女優5人をピックアップ。アイドル時代のエピソソードやそれぞれの魅力に加え、ファンのみならず映画好き必見の代表作を紹介する。

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個人PVの女王
個展ではアートの才能も発揮

伊藤万理華

伊藤万理華、公式インスタグラムより
伊藤万理華公式インスタグラムよりGetty Images

【プロフィール】

乃木坂1期生
生年月日:1996年2月20日
在籍期間:6年4ヶ月
選抜回数:11回
代表作:『サマーフィルムにのって』

【注目ポイント】

元乃木坂46の1期生。あだ名で「ベビたん」と呼ばれるほどのベビーフェイスが特徴。その中でも伊藤万理華の特筆すべき点は、ショートカットがとても似合っている点だ。これによって、少女のようなキュートさだけでなく、少年のようなボーイッシュさも感じさせ、幅広い持ち味を醸し出している。

また事実、彼女は現役アイドル時代から頭一つ抜けた表現力で有名で、個人PVの女王と言われていた。伊藤万理華のPVを見ると、まるで映画を見ているかのようなに錯覚に陥る。その表現力は演技のみならず、ファッションやアートにも発揮されており、優れたセンスを活かして卒業後は個展まで開催している。

そんな伊藤万理華の代表作は2021年8月6日に公開された映画『サマーフィルムにのって』の主演・ハダシ役。時代劇が大好きな高校3年生のハダシが、武士役にぴったりの少年と出会い、仲間と共に彼の出演する映画を制作するが、実はその少年はタイムトラベルでやって来た未来人で…という青春SF映画だ。

持ち前のベビーフェイスを活かした、女子高生を演じてもまったく違和感のないビジュアルもさることながら、やはり注目すべきはその表現力。アイドル時代の個人PVの時からそうなのだが、伊藤万理華の表現には、なぜか目を釘付けにされる引力があるのだ。PVではせいぜい数分だが、それが映画の主演という役回りによって1時間以上も存分に堪能できる。

彼女はこの役で第13回TAMA映画賞最優秀新進女優賞と第31回日本映画批評家大賞新人女優賞を受賞している。また、映画以外にドラマでも『お耳に合いましたら。』で主演を務めるなど活躍しているので、今後も第一級の表現者として目が離せない。

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