まさかのお蔵入り? 製作中止…幻の続編があった名作映画(4)名監督がボツ! お蔵入りとなった理由とは?
映画の終わりに表示される「To Be Continued…」というメッセージ。それは、映画の続きを期待するファンの心を揺さぶる魔法の言葉だ。しかし、予算やタイミングなどにより、続編の製作が中止になることも少なくない。今回は米MovieWebから実現しなかった続編を5作品紹介しよう。
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1作目の新鮮さを保つためお蔵入り
『E.T.2』
監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:メリッサ・マシスン
キャスト:ヘンリー・トーマス、ディー・ウォレス、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモア、ピーター・コヨーテ、KC・マーテル
【作品内容】
アメリカのある森に、球形の光る宇宙船が着陸する。宇宙船から現れたのは、地球の植物を採集するために宇宙からやって来た小さな宇宙人たち。宇宙船を察知した政府機関の人間が近づくと、宇宙人を1人だけ残し、宇宙船で飛び去っていく。
そんなある日、森の近くに住む少年エリオットが、友達と遊んでいると、トウモロコシ畑で謎の宇宙人を発見する。彼は宇宙人に「E.T.」という名前を付け、徐々に心を通わせていく。
【注目ポイント】
SF映画といえば真っ先に名前が挙がる超大作『E.T.』。その続編のタイトルは『E.T. 2: Nocturnal Fears(原題)』で、E.T.が誘拐されたエリオットを連れ戻すという筋書きだった。
しかし、『E.T.』の製作を務めたスティーブン・スピルバーグ監督は、続編作品について「オリジナルの新鮮さが失われる」と回答しており、『E.T.』の続編というファンの望みは絶たれてしまった。
しかし、米大手ケーブルテレビ会社コムキャストは、同社のインターネットサービスXfinityのホリデーキャンペーンとして、『E.T.』の続編動画を公開している。
その内容は、クリスマスシーズンのある日、中年となり、家族を持ったエリオットの前に、E.T.が現れるというストーリーだ。4分間という短い続編だが、多くのファンの心を揺さぶった。
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