最も面白いコナン映画は…?史上最高の名探偵コナン劇場版(2)最高のラスト! 絶体絶命を切り抜けた方法は?
「真実はいつもひとつ!」の決めゼリフでお馴染みの『名探偵コナン』。2024年に連載30周年を迎える原作漫画のみならず、アニメも国内外での人気を誇る。劇場版の総数は、2023年時点でなんと26作品。今回は「劇場版 名探偵コナン」の中でも、最も面白いと評価の高いものを5本セレクト。その魅力をご紹介する。(文・ガラガラ)
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“黒の組織“劇場版初登場作品
シリーズでも屈指のクライマックスシーン
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(2001)
上映時間:100分
監督:こだま兼嗣
原作:青山剛昌
脚本:古内一成
キャスト:高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、山口勝平、林原めぐみ、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江
【作品内容】
コナンたち少年探偵団は、キャンプへ出かける途中で完成間近の日本一高い双子(ツインタワー)のビルの見物に立ち寄る。ビルの前でコナンは黒のポルシェ356Aを目撃し、動揺する。
その車は、黒の組織の一員である”ジン”の車だったのだ。黒の組織がなぜビルに来ていたのかを気にかけるコナン。
一方で、灰原哀が何者かに電話を掛けているのをコナンは知る。電話先を突き止めたコナンは、危険すぎると電話をやめるように注意するが、すでに大事件への引き金は引かれていた…。
【注目ポイント】
名探偵コナンといえば、高校生探偵「工藤新一」が薬で幼児化されたというのが前提としてあり、その薬を飲ませた黒の組織を追いかけるというのがメインのストーリーとなっている。
今作は劇場版名探偵コナンの5作品目となるが、劇場版としては初めて黒の組織が登場した作品であり、コナンと黒の組織の構図が色濃くなっている。ということで、劇場版1~4作目は主にコナンと蘭の関係性に着目された内容が含まれていたが、今作ではコナンと蘭の深いやりとりはない。
黒の組織は組織から抜け出した人間には容赦なく、組織の一員だった灰原を、本作の舞台のツインタワービルもろとも爆破して始末しようとする。そんな中、ことごとく訪れる黒の組織の魔の手からピンチを乗り切る展開はハラハラすること間違いなしだ。
そして、クライマックス。ビルに取り残されて絶体絶命の状況を車で脱出するのだが、ファンの間でもたびたび話題になるほどのシーンだ。
特に、灰原が物理計算を述べるシーンは「本当に実現可能なのか」というファンの声がちらほらあるのだが、こちらはスタッフでしっかりと確認済みだ。
興味がある方は考えてみるのもいいだろう。また、普段は目立った活躍のない少年探偵団の3人にも見せ場があり、それぞれの個性が存分に生かされており、本作のクライマックスは多くのファンにとって印象的なシーンとなっている。
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