「トラウマ級!?」胸クソ系ホラー映画5選(2)。最強の”胸クソエンド”…。美しいファンタジーと醜い現実に…
text by 編集部
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。
今回は、鑑賞後に心穏やかではいられない、究極の胸クソホラーをセレクト。心的苦痛を強いられるという点で観たくない、いやでも観たい…。そんな5本をご紹介。
(配信状況に関する情報は2022年8月時点のもの)
『パンズ・ラビリンス』(2006)
上映時間:119分
製作国:メキシコ、スペイン、アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ
キャスト: イバナ・バケーロ、セルジ・ロペス、アリアドナ・ヒル、マリベル・ベルドゥ
【作品内容】
内戦で父親を失った少女・オフェリアは、母の再婚相手である独裁政権の軍人・ビダルから疎まれ、孤独な日々を送っていた。ある日の夜、オフェリアの前に妖精が現れ、森の奥の不思議な世界に導かれる。森の迷宮の番人から「君は地底の王国の姫君だ」と告げられたオフェリアは、幻想の世界で3つの試練に挑む。一方、外の世界ではピダルによる容赦のない殺戮がはじまろうとしていた…。
第79回アカデミー賞では外国語映画にノミネ-トされ、撮影賞、美術賞、メイクアップ賞の3部門に輝いた、ギレルモ・デル・トロ監督の初期代表作。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
こちらは、正確にはホラー映画ではないのだが、ギレルモ・デル・トロ監督特有の世界観と救いのない暗く冷たい雰囲気に加え、なんと言っても登場するクリーチャーのビジュアル、仕草が非常に興味深く、恐怖をそそる作品。
とある少女がおとぎの国のプリンセス候補となり、プリンセスになるべく奮闘するといったファンタジーあふれる内容。あらすじだけ見ればファンタジー色が強いのだが、実際に観てみるとギャップに驚かされるにちがいない。
少女が直面する重く辛い現実と、陰鬱な空気が濃厚にただようファンタジーの世界が対比される、とても興味深い一作。
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