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意外? 世界で最も人気のジブリ映画は…世界興行収入ベスト作品(4)キャラが最高! 個性と魅力溢れる傑作は?

text by 編集部

日本を代表するアニメーション製作会社スタジオジブリ。その人気は全世界に広がり、日本のアニメーション世界を親しむきっかけを作った。そして、国外でも多くの人々に愛されるアニメ映画作品となり、その魅力は高まるばかりである。今回は現地メディア米Colliderを参考に海外で特に高評価を得るジブリ作品5つを紹介する。

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個性豊かなキャラクター
世界中で共感の声

『ハウルの動く城』(世界興行収入:約343億円)

© 2004 Studio Ghibli・NDDMT
© 2004 Studio GhibliNDDMT

上映時間:119分
監督:宮崎駿
脚本:宮崎駿
製作:鈴木敏夫
キャスト:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介

【作品内容】

魔法と科学が混在する世界。亡くなった父が遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィー。

ある日ソフィーは街中で兵隊に絡まれるが見知らぬ美貌の青年ハウルに救われる。ハウルの正体は人々が怖れる悪名高い魔法使いだった。

そんなある夜、ハウルを追う荒地の魔女がソフィーの前に現れ、ソフィーに90歳の老婆になる魔法をかける。彼女は呪いを解く手がかりを探し、ハウルの住む動く城へと向かうが…。

【注目ポイント】

スタジオジブリ作品の興行収入記録第2位を誇る作品。それが呪いにより90歳の老婆に姿を変えられた帽子屋の少女ソフィーと、悪名の高い魔法使いのハウルとの奇妙な共同生活を描いた映画『ハウルの動く城』(2004)である。

本作は全世界の映画館にて2億3700万ドル以上(約343億円)の興行収入を記録。本作の海外人気の要因は、個性豊かなキャラクターにある。というのも本作に登場するキャラクターはヒロインのソフィーをはじめ、荒地の魔女、魔法使いハウル、火の悪魔カルシファー、ハウルの弟子マルクル、カカシのカブ、ハウルの師匠サリマン、犬のヒンなど、多種多様で魅力的なキャラクターばかりだ。

歴代のスタジオジブリ作品の中で、最も個性溢れた面々と言っても過言ではない。そのためキャラクターともに作品内容が強く視聴者の記憶に強く残り続けるのだ。

繊細でディテールに拘る絶妙なアニメーションに加え、感動的なストーリー内容を誇る、映画『ハウルの動く城』。非常にユニークで独創的な内容の本作では、宮崎駿監督のアニメとファンタジーというジャンルへの愛が光り輝く。

消極的で自分の容姿に自信のないソフィーは、長女であるという責任感から父の残した帽子屋を継ごうとする。めったに店の外に出ることのない彼女は、自分の人生を早々に諦めてしまっているような内気な少女だ。そんな内気で自信の無い少女は皮肉なことに荒地の魔女の手により90歳のお婆ちゃんに姿を変えられてしまった後から自分自身をより理解するための旅に出る。

外の世界で多くの人々に出会うソフィーが度々自信を取り戻し若返る姿や、愛が後ろ向きであったソフィーの性格を前向きなものへと変化させ、自分自身を受け入れていく姿が映る本作は、海外の多くの視聴者が共感した。

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