本当にあった撮影現場の怖い話とは…? 呪われたホラー映画(5)怪奇現象だらけで…7つもの恐怖体験とは?
ホラー映画を制作する上で、元になった話や悪魔をモチーフにしたことから、実際に幽霊や悪魔の怒りを買い、呪われていたのでは? と言わざるをえない裏話がいくつもある。今回は、実際に映ってしまった、または超常現象や不慮の事故が実際に起きたホラー映画5選を、作品のポイントと一緒に事件の概要を紹介していく。(文・ニャンコ)
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ジェームズ・ガンが手掛けるビックリスリリングホラーの代表格
『死霊館』(2013)
上映時間:112分
監督:ジェームズ・ガン
脚本:チャド・ヘイズ、ケイリー・W・ヘイズ
キャスト:ベラ・ファーミガ、パトリック・ウィルソン、ロン・リビングストン、リリー・テイラー、ジョーイ・キング、カイラ・ディーバ、マッケンジー・フォイ、スターリング・ジェリンズ、シャンリー・キャズウェル、ヘイリー・マクファーランド
【作品内容】
超常現象研究家のウォーレン夫妻が1971年に体験した「最も邪悪で恐ろしい事例」として封印してきた事件を基に描いた超自然ホラー映画。
物語は「アナベル事件」と呼ばれる出来事から始まり、ペロン一家がロードアイランド州ハリスヴィルの一軒家に引っ越した後に奇怪な現象が次々と発生する。
一家はウォーレン夫妻に助けを求めるが、霊力の強さと邪悪さは想像を超えるものだった。ウォーレン夫妻はペロン一家を救うべく尽力し、最終的には魔女の悪霊を追い払うことに成功する。
ジェームズ・ワンが監督を務め、脚本はチャド・ヘイズとケイリー・W・ヘイズが担当。出演者にはヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソンが名を連ねている。
2013年に公開され、批評家からは演技、演出、脚本、雰囲気、音楽などが高く評価され、製作費2,000万ドルに対し全世界で3億1,900万ドル以上の興行収入を記録した。
【注目ポイント】
死霊館には、撮影中に多くの怪奇現象が発生していることで有名な映画である。また本当の幽霊が映り込んではいないが、幽霊の声が確認出来るシーンも存在している。具体的な内容は以下のとおりだ。
・小さな男の子の声
ベロン一家の母キャロリン(リリ・テイラー)が引越し先の家の中を歩き回っている際に、突然階段に飾ってあった写真が全て落ちるシーンがある。この写真が落ちている最中に小さな男の子の笑い声が録音されている。
・奇妙な風
撮影現場の家に到着した際、リリ・テイラー(キャロリン役)だけはどうしても家に近づこうとはしなかった。その際、奇妙な風が吹きつけていたが、他のキャストやスタッフは気がつかず、周囲の木々がざわめくこともなかった。
・邪悪な気配を感じ、病院へ緊急搬送
リリ・テイラー(キャロリン役)がアトランタの自宅にいた際、家の中で邪悪な気配を感じ、直後に倒れて病院へ緊急搬送された。
・ホテルで火災
キャストやスタッフが滞在していたホテルで火災が発生した。
・金縛り
ベラ・ファーミガ(ロレイン役)が自宅にいた際、金縛りに遭い、台本を読むことが出来なくなった。
・パソコンの画面に傷
パソコンの画面にまるで動物が爪で引っ掻いたような3本の傷がついていた。
・奇妙な音やノイズ
オンラインで台本の打ち合わせ中に、奇妙な音や謎のノイズが何度も発生し、最終的に通話が途切れた。
本作は呪われた実話を元にして撮影を行なっており、そのため多くの噂や怪奇現象が発生しており、同時に映画の知名度や人気の向上に一役買っている。しかしながら、いずれも科学的な根拠はなく、真相は不明のままである。
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