国宝級にかわいい! 橋本環奈に魅了される日本映画(1)。特別扱いも…断トツの輝き! 圧巻の名演で成功に導く
国宝級の可愛さで、男女問わず多くの人を虜にする女優・橋本環奈。9月8日公開の映画『禁じられた遊び』をはじめ、公開待機作は絶えない。彼女が出演さえすれば映画も注目される。かつての高倉健や吉永小百合を彷彿とさせる、押しも押されぬスター女優だ。今回は、そんな橋本環奈の可愛さが思う存分堪能できる作品を5本厳選して紹介する。
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公開直前まで出演非公開にするほどの特別ぶり
闇を抱えた女優を見事熱演
『12人の死にたい子どもたち』(2019)
上映時間:117分
監督:堤幸彦
原作:冲方丁
脚本:倉持裕
キャスト:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰
【作品内容】
それぞれの理由で安楽死を望み、廃病院の密室に集まった12人の少年少女は、そこで死体を見つける。死体が何者で自殺なのか他殺なのか、集まった12人の中に殺人犯がいるのか。やがて、12人の死にたい理由が明らかになっていく…。
『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの脚本などを手掛ける作家・冲方丁のミステリー小説を原作とし、『トリック』シリーズなどの堤幸彦監督が映画化。キャストには橋本環奈をはじめ、杉咲花や新田真剣佑、北村匠海ら、若手有望株が名を連ねている。
【注目ポイント】
本作で橋本環奈が演じるのは、有名女優・秋川莉胡として活動するリョウコ。自分自身について「大勢の大人がお金と時間をかけて作った商品」だと言う彼女は、自身のことを嫌悪しており、芸能生活に疲れ切ったため、本名であるリョウコとして死にたいという暗い願望を叶えるために「集い」に参加する。
橋本が本作でみせる顔は、キラキラと輝いている普段の印象とは180度異なる。リョウコの目は光を宿しておらず、その奥には不信感が巣食っている。橋本は、普段のイメージをかなぐり捨てて、誰も信用しない/できない人間の光と影を見事に演じ切ってみせた。
注目の若手役者が一堂に会した本作は、キャスティングが発表された時点で注目を集めた。そんな中、橋本の出演は公開ギリギリまで伏せられ、出演が明らかになると、聴衆の期待値はマックスに。
こうしたサプライズ自体、橋本の圧倒的な人気のなせる業ではあるが、反響を呼び起こすと同時に、彼女の演技に向けられる目線は、期待値が高まった分、シビアなものになる。
しかし蓋を開けると、橋本はプレッシャーを押しのけ、観客を納得させる名演を披露。当時の若手実力派が揃う中、断トツの輝きを放ち、映画の成功に寄与した。
今作はキャスティングに注目するも良し、謎解きに没頭するも良し。多様な楽しみ方ができる作品となっている。
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