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復活なら社会現象級…! 最もリバイバルしてほしい名作ドラマ(3)最高に面白い! ドタバタナースの最新版は?

人々の記憶に残る名作ドラマたち。人気作はシリーズ化し、長きにわたって制作される作品もあれば、残念ながら惜しまれつつ終了……。かと思いきや、長くの時を経た後に、満を持しての復活、なんてことも珍しくない。今回は、リバイバルとして復活が望まれる民放ドラマ5本をセレクト。作品の魅力を解説し、ご紹介する。(文・寺島武志)

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観月ありさ演じる新人ナースはベテランに…ご存知ナースドラマの金字塔

『ナースのお仕事』

観月ありさ【Getty Images】
観月ありさGetty Images

主演:観月ありさ
放送期間:1996年7月2日~9月24日
放送時間:火曜21:00~21:54
放送局:フジテレビ系
脚本:江頭美智留
最高視聴率:22.1%
他キャスト:松下由樹、吉行和子、伊藤かずえ、野際陽子、長塚京三、岡田浩暉

【作品内容】

ドジな新米ナース・朝倉いずみ(観月ありさ)が勤務初日から遅刻したり、点滴や採血が下手など、失敗を繰り返しながら看護師として成長する医療コメディドラマ。

しっかり者の先輩看護師・尾崎翔子(松下由樹)との先輩後輩コンビが人気を博し、「あ~さ~く~ら~!」「せ~んぱ~い!」という2人のやり取りが“鉄板ネタ”として繰り広げられた。

【注目ポイント】

病院を舞台としたドタバタコメディードラマ。ドラマ業界で人気ジャンルとなっている「お仕事系」の走りといってもいいだろう。

看護師が主人公のドラマとすれば、『となりのナースエイド』(2024年・日本テレビ系)が注目されているが、サスペンス要素も加わる同作や、医療パートの多い『きらきら研修医』(2007年・TBS系)とも違い、『ナースのお仕事』は、よりコメディーに寄ったストーリーとなっている。

本作は続編4作に加え、スペシャルドラマ2作、劇場版も製作され、14億4000万円の興行収入を記録した。

パート4で尾崎は婦長となり、朝倉もキャリア7年目を迎えていることから、リバイバル版となれば、2人ともそれなりの経験と役職を持っていて然るべきだろう。

本作の持ち味であるドタバタ劇を再現させるには、この2人のみではいささか説得力に欠ける。それならば、新人時代の朝倉を超える天然ドジ新人キャラクターを設定する必要があるだろう。

ドジな新人を教育する朝倉が、さしずめ中間管理職的役柄となり、新人のミスの責任を背負わされ、再び尾崎から「あ~さ~く~ら~!」とドヤされるストーリーなどが想定できる。

47歳とは思えない美しさを保っている観月ありさと、『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(2024年・フジテレビ系)と『恋する警護24時』(2024年・テレビ朝日系)と、精力的に土曜夜のドラマ2本に出演している松下由樹の2人が再びタッグを組む姿を見てみたいと強く感じる。

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