今、最も演技の上手い若手韓流イケメンは…? 韓国期待の逸材俳優(3)「歩く空気清浄機」と愛される好青年は?
昨今の日本では、TBSドラマ『Eye Love You』(2024)で話題になっているチェ・ジョンヒョプや、marvel俳優となった韓国国民的俳優のパク・ソジュンが人気を博している。今回は、次世代を担う韓国国民的イケメン俳優を5人紹介し、彼らのデビューのきっかけから、おすすめの作品まで解説していく。(文・古舘美和)
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「歩く空気清浄機」「国民の彼氏」と呼ばれ愛される好青年
パク・ボゴム 박보검
1993年生まれ。高校生のとき、家計を助けるためにシンガーソングライターになろうと決意。ピアノの弾き語り動画をネット上にアップすると、大きな反響があったことはファンの間では有名だ。また、現地の雑誌インタビューによると、芸能事務所にデモテープを片っ端から送り、芸能界入りのチャンスをつかんだという。
当時契約した事務所から俳優になることを勧められ、2011年に映画『ブラインド』でデビュー。『ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~』(2013)で3人姉弟の末っ子を演じて頭角を現し、2015年、『恋のスケッチ~応答せよ1988~』で大ブレイクした。
翌2016年に出演した時代劇『雲が描いた月明り』では男装のヒロインと恋に落ちる世子を凛々しく好演。OSTにも参加し、切ないバラード曲「愛しい人」でもドラマを盛り上げた。
2作連続の大ヒットでボゴムの人気はアジアを中心にさらに拡大。2019年には日本で待望の歌手デビューも果たした。
夢を追う若者たちの葛藤と成長を描いた『青春の記録』(2020)では俳優を目指す主人公を熱演。兵役前最後の作品となった映画『SEOBOK/ソボク』(2021)では人類初のクローンという難役に挑んだ。
軍除隊後の2023年にはミュージカル『レット・ミー・フライ』で活躍。今年下半期に放送がスタートするアクションコメディ『グッド・ボーイ』では元オリンピック代表選手という経歴を持つ刑事に扮する。
さらに2025年にはIUとW主演を務める『本当にお疲れさまでした(原題)』がNetflixで配信予定。ペ・スジと共演した映画『ワンダーランド』も公開待機中だ。
常に笑顔と周囲への気遣いを忘れないことから、韓国では「歩く空気清浄機」「国民の彼氏」と呼ばれているパク・ボゴム。自身のファンクラブ「ボゴム福祉部」と共に長年にわたり慈善活動に取り組んできたことでも知られ、そんな天使のような姿も多くの人に愛される理由になっている。
【おすすめ作品】
『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015) ※Netflix、U-NEXT、Hulu他で配信中
韓国で大ブームを巻き起こした『応答せよ』シリーズの3作目に当たる『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015)。
1988年、オリンピック開催に沸くソウルの下町を舞台に、隣り合って暮らす高校2年生の5人の幼なじみとその家族の悲喜こもごもを描く。母親を亡くし父親と2人暮らしのチョ・テク(パク・ボゴム)は、いつも元気いっぱいの主人公ソン・ドクソン(ヘリ)に密かに想いを寄せていた。
テクはプロ六段の天才囲碁棋士。囲碁をするときは驚くほどの集中力を見せるが、囲碁以外のことには無頓着でどこか抜けており、同い年のドクソンからは子ども扱いされている。
パク・ボゴムは、寡黙ながらも内に情熱を秘めたテクのギャップのある姿を巧みに表現。ヘリ演じるドクソンとの恋模様から目が離せなくなる。
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