データから読み解く! 90年代ハリウッド女優ランキング(3位)ラブコメの女王!世界中が愛した笑顔を持つ女優
全世界で20億ドルを超えるヒットを記録した『タイタニック』をはじめ、後世に語り継がれる名作を数多く生み出した1990年代のハリウッド。今回は90年代を代表するハリウッド女優の活躍を数字から読み解き、ランク付け。ランクインした女優陣の魅力がたっぷり詰まった、編集部イチ推しの作品もあわせてご紹介する。
今回は下記のデータを参照してランク付けをおこなった。
①出演本数———海外ドラマ、長編劇映画が対象。アニメーションの声優も含める。ノンクレジットの作品は含めない。
②主演本数———他の役者とダブル主演の作品も含める。
③ヒット作の本数———ハリウッドにて大台とされる1億ドル(約100億円)以上の興行成績を叩きだした作品の数。
④受賞歴———アカデミー賞、国際映画祭を始めとした各種映画賞。ノミネートも評価対象に含む。
3位:メグ・ライアン
生年月日: 1961年11月19日
出身:アメリカ
デビュー作:『ベストフレンズ』(1981)
★1990年代 出演作品数 16本
★1990年代 主演作品数 13本
1990年
『ジョー、満月の島へ行く』
1991年
『ドアーズ』
1992年
『キスへのプレリュード』
1993年
『めぐり逢えたら』
『フレッシュ・アンド・ボーン/渇いた愛の行方』
1994年
『男が女を愛する時』
『星に想いを』
1995年
『フレンチ・キス』
1996年
『戦火の勇気』
1997年
『恋におぼれて』
『アナスタシア』
1998年
『シティ・オブ・エンジェル』
『ユー・ガット・メール』
★ヒット作(興行収入1億ドル以上)4本
『アナスタシア』(1997)―――1億8千万ドル
『めぐり逢えたら』(1993)―――1億2千万ドル
『ユー・ガット・メール』(1998)―――1億1千万ドル
『戦火の勇気』(1996)―――1億ドル
★受賞歴
1993年『めぐり逢えたら』
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門) ノミネート
1997年『アナスタシア』
アニー賞 長編作品声優賞ノミネート
1998年『ユー・ガット・メール』
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門) ノミネート
サテライト賞 主演女優賞(コメディ・ミュージカル部門)ノミネート
●総評
1989年に公開されたロマンスコメディ『恋人たちの予感』で人気者になり、90年代以降は「ラブコメディの女王」としてハリウッドに君臨。特にトム・ハンクスとのコンビ作『めぐり逢えたら』、『ユー・ガット・メール』は興行的に大成功をおさめ、メグ・ライアンの芝居も賞賛の的となった。
イメージチェンジをはかるためシリアスな作品に果敢に挑戦することになる2000年代以降も魅力的だが、キャリアハイはやはり90年代にあると言えるだろう。
★メグ・ライアンの魅力が堪能できる90年代映画
『めぐり逢えたら』(1993)
監督・脚本のノーラ・エフロン、トム・ハンクス、メグ・ライアンのゴールデントリオがおくる、クスっと笑えて心温まるロマンティック・コメディ。男女が一瞬擦れ違ったきり、ラストまで一度も出会わない構成が巧みだ。
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