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視聴者がキュン死…上半期ドラマで心を掴んだ男性キャラクター(2)ズルすぎ…恋愛ドラマあるあるを覆した男とは

text by 菜本かな

豊作だった2024年春ドラマ。サブスクを利用して複数の作品を視聴していた方も多いのではないだろうか。お気に入りの作品には、推しキャラが付き物。そこで今回は、上半期のドラマの中から、視聴者の心を掴んだ男性キャラクターを5人セレクトして、“沼ポイント”と共に紹介する。(文:菜本かな)

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“恋愛ドラマあるある”を覆したズルい男

『9ボーダー』高木陽太(木戸大聖)

木戸大聖公式Instagram
木戸大聖公式Instagramより

 大庭三姉妹の幼なじみの陽ちゃんは、とにかくズルかった。10個下の八海(畑芽育)に想いを寄せられているのだが、当の本人は彼女のことを“妹的存在”としてしか見ていない。そのため、無意識かつ自然に沼行動をしてのけるのだ。

 たとえば、八海が鼻にソフトクリームをつけてしまって焦っていると、自分の手拭いを使ってササっと拭いてあげる。普通にティッシュで拭いてくれたとしてもキュンとするのに、“自分の手拭いで”というところが本当にズルい! さらに、拭き終えたあとは「赤ちゃんかよ」と微笑みかける。これはもう、沼落ち不可避である。

 また、お兄ちゃん的視点から、いろいろアドバイスを送ってくるところもズルかった。八海が家出をしたとき、姉たちは「放っておけばいい」と言っていたのに、陽ちゃんは「俺が行く」と追いかけてくれる。さらに、「うちの店、奥に休憩用の部屋あんだろ? 今度、家出したくなったらそこにいろ。あっんまフラフラすんな。心配すんだろ?」と家族のように大事に想っているがゆえのお叱りまで。

 正直、八海の長年の片想いは実ってほしかったし、てっきり実るものだと思っていた。「妹のようにしか見てなかったから驚いたけど、これからは1人の女性として見てみる」とかナントカカントカ言って、最終的に結びつくのが、恋愛ドラマあるある。だけど、陽ちゃんは告白されたからといって、すぐになびいたりしない。そういうところも、モテてきた男の余裕というか。大人っぽさを感じてキュンとした。

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