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大絶賛! 史上最高の少女漫画実写化は? 大成功の傑作日本映画(2)配役が完璧! 原作者も驚いたはまり役は?

text by 編集部

「一度はこんな恋をしてみたい」と、世の女性たちが1度は憧れを抱いたことがあるだろう少女漫画。近年はそんな少女漫画原作の実写映画が続々と製作され、公開されるたびに注目を集めている。今回は数ある少女漫画の実写映画の中でも、原作のイメージを崩さないどころか、原作を超えたと賞賛を浴びる、ファン納得の作品を5本セレクトした。

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原作者も驚いた、三浦春馬のはまり役
大人気漫画の実写で大きな話題に

『君に届け』(2010)

三浦春馬
三浦春馬Getty Images

上映時間:128分
監督:熊澤尚人
原作:椎名軽穂
脚本:根津理香、熊澤尚人
キャスト:多部未華子、三浦春馬、蓮佛美沙子、桐谷美玲、夏菜、青山ハル、金井勇太、東亜優、近野成美、松山愛里

【作品内容】

誰よりも健気で純粋ながら、見た目が暗いことで周囲から「貞子」と呼ばれる女子高生の黒沼爽子(多部未華子)が、クラスの人気者・風早翔太(三浦春馬)の気さくな優しさに触れながら、徐々に打ち解けて変わっていく姿を描く青春ラブストーリー。

累計発行部数1000万部を突破する椎名軽穂の人気漫画を、『ユリゴコロ』『心が叫びたがってるんだ。』など青春映画に定評のある熊澤尚人監督がメガホンをとり、脚本には『聖☆おにいさん』の根津理香も加え実写映画化。

【注目ポイント】

『別冊マーガレット』で10年以上にわたり連載された原作コミックは、絶大な人気を誇り、映画化が決まった際には「誰があの風早くんを演じるのだろう」とファンを不安と期待でヤキモキさせた。しかし、蓋を開けてみると、興行収入15.3億円のスマッシュヒット。

成功の要因は、ずばり風早を演じた三浦春馬のはまり役っぷりだ。

三浦春馬の爽やかさと、全てを包み込むような柔らかな雰囲気は、まさに原作ファンが求めていた風早くんそのもの。原作の名セリフを一つ一つ自分の言葉に落とし込む、説得力豊かな芝居には文句のつけようがない。

本作を観た後、もはや風早くんは三浦春馬にしか見えなくなる。実際、作者である椎名軽穂は「そのまま資料にしたいぐらいの風早っぷり」と大絶賛している。

多部未華子が演じる爽子もぴったりで、原作を超える不気味さがあり彼女の女優魂を感じさせる。

中々進展しない2人の恋にもどかしさを感じながらも、ただただひたむきな高校生の恋模様に、心が洗われる作品だ。

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