最も怖いのは人間…プロが選ぶ最恐の “ヒトコワ系”映画(1)クレーマーがヤバい…日常に潜む恐怖に震える
text by 編集部
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、「この世で最も怖いのは幽霊でも怪物でもなく人間なのでは?」と思い知らしめる、“ヒトコワ系”映画をセレクト。いかにも身近な恐怖に背筋が凍る5本をお届け。
『トリハダ 劇場版』(2012)
上映時間:87分
製作国:日本
監督:三木康一郎
脚本:三木康一郎、ブラジリィー・アン・山田、八代丈寛、 名執健太郎、
キャスト:谷村美月、木南晴夏、佐津川愛美、石橋杏奈
【作品内容】
コールセンターで働くひかり(谷村美月)は、業務に関係のない文句ばかり言ってくる、クレーマーの中年女性に辟易していた。ひかりは真面目な性格である一方、既婚者である上司と不倫をしている。ある日、帰宅したひかりは、ひょんなことから、隣に住む住人の名前が例のクレーマーと同じであることに気づくのだった。
日常に潜む恐怖を描いたオムニバスドラマ『トリハダ』シリーズの劇場版。メガホンをとったのは、ドラマ版でも演出を手掛けた三木康一郎。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
人気テレビドラマの映画版でオムニバス形式のホラー映画となっている。個々のお話も面白いのだが、その中でもストーカー行為に走る女性の話があり、この女性の表情や迫り方が非常に恐ろしい。
「怖い画像」というワードでネット検索すれば、この女性が現れる。それほどインパクトの強いキャラクターである。彼女の存在だけで映画が成立しているといっても過言ではない。ホラー映画のアイコンとして最高の個性を持っているのだ。ヒトコワ系が好きな方は是非観てほしい。
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