死の危険は身近に…プロが厳選する異色の恐怖映画5選(1)人間を襲うのは”まさか”の…後世に影響を与えた傑作
text by 編集部
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。
今回は、通常のホラー映画では味わえない、一風変わった恐怖を描いた作品をセレクト。鳥による突然の襲撃、感染症、幽霊目線で進む異色ホラーなど、ユニークな5本をご紹介する。
(配信状況に関する情報は2022年8月時点のもの)
『鳥』(1963)
上映時間:111分
製作国:アメリカ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:エヴァン・ハンター
キャスト:ティッピ・ヘドレン、ロッド・テイラー、ジェシカ・タンディ、ヴェロニカ・カートライト
【作品内容】
上流階級出身の女性・メラニー(ティッピ・ヘドレン)は、ふと立ち寄ったペットショップで弁護士のミッチ(ロッド・テイラー)と出会う。ミッチは間もなく誕生日を迎える妹にプレゼントするため、インコの一種であるラブバードを探しに来ていたのだった。その後、ミッチに興味を持ったメラニーは、彼に黙ってラブバードを購入し、手紙を添えて彼の妹にプレゼントしようと思い立つ。モーターボートで海を渡り、ミッチの実家に向かうメラニーだったが、一羽の凶暴化したカモメが襲いかかってきて…。
巨匠・アルフレッド・ヒッチコックがキャリア晩年に手掛けた、パニックホラーの傑作。“動物パニック映画”というサブジャンルの礎を築いた記念碑的作品である。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
1963年に製作された映画ということもあり、チープさも感じるかもしれない。とはいえ、「鳥」という種の不気味な部分を、きわめて克明に描いているため、この映画を観たあとには、何気なく鳥を見ることはできなくなるほどの力を持った作品である。
この映画にインスパイアを受けた映画人は数知れず、影響を感じる作品は少なくない、ある意味で原点的な映画であるため、少しコアな映画を楽しみたい方にお勧めしたい。
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