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プロが選ぶ衝撃的ラストのホラー映画(1)。原作と全然違う…日本映画史に残る絶望のエンディングとは?

text by 編集部

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、緻密なストーリーで観る者を引き込み、アッと驚く結末を描く、サプライズに満ちたホラー映画をセレクト。怖くて面白い、そんな最高な映画を5本お届け。

『リング』(1998)

上映時間:95分
製作国:日本
監督:中田秀夫
脚本:高橋洋
キャスト:松嶋菜々子、中谷美紀、竹内結子、佐藤仁美、真田広之

【作品内容】

テレビディレクターの玲子(松嶋菜々子)は、都市伝説の取材を進める中で、視聴したら1週間以内に必ず命を落とす「呪いのビデオテープ」の存在に行き当たる。犠牲者について調査をしていると、意図せずにビデオを観てしまった玲子は、それ以降、謎の無言電話がかかってくるなど、不可解な現象につきまとわれるハメに。玲子は元夫であり超能力者の高山(真田広之)を頼り、ビデオの謎を解明するとともに、自身にかかった呪いを解こうとするのだが…。

見た者を必ず殺す「呪いのビデオテープ」の謎を追う、国民的な知名度を誇るホラー映画。観る者を絶望に突き落とすクライマックスは語り草。2002年には『ザ・リング』というタイトルでハリウッドリメイクされた。

ミミカ・モーフ 推薦コメント


邦画ホラーブームの起点となった作品であり、一世を風靡した映画なのでお勧めせずとも、ホラー映画に興味を持った方であれば一度は見たことがあるかもしれない。それでもこの作品がなぜ評価されたのか。ここでは個人的な解釈を示してみたい。

今までホラー映画が描いてきた恐怖の多くは未知のものであり、謎や解決がなされず終わることが多かった。しかし今作は、呪いを解き明かし、呪いのロジックを解明していくところに重きを置いているのだ。

原作ではラストの方向性が映画版と異なっており、原作に目を通すことで映画版の見え方はまた違ってくるだろう。その点でも、様々な味わい方ができる、興味深い作品に仕上がっている。

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