韓国への挑戦状…なぜ世界で高評価? 5つの観点でスゴさを解説。ドラマ『御手洗家、炎上する』徹底考察
text by 編集部
配信中のNetflixオリジナルドラマ『御手洗家、炎上する』は、週刊グローバルトップ10のテレビ・非英語部門で初登場第4位の実績を残した。日本のドラマは面白くないと言われている昨今、同作はなぜ世界に通用するコンテンツとなったのか。他のミステリーとは違った味わいを楽しめる5つのポイントを紹介する。(文・會澤奈津美)
Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』とは?
原作は『Kiss』(講談社)にて、2017年5月号から2021年6月まで連載されていた、藤沢もやしによる日本の漫画作品。あらすじは以下のとおりだ。
病院を経営する御手洗家では13年前、自宅が全焼するという事件があった。
13年前の火事は、主人公・杏子(永野芽郁)の母親である皐月(吉瀬美智子)の火の不始末が原因とされた。その火事の最中、杏子は野次馬に紛れて笑う真希子(鈴木京香)のことをずっと忘れずにいた。
火事の後に両親は離婚。杏子は妹の柚子と共に母親に引き取られ、アパートで暮らすことに。皐月は火事のショックで記憶障害が起こり、入院生活を余儀なくされる。
皐月と離婚した父・御手洗治(及川光博)は、あろうことか真希子と再婚。真希子の連れ子である希一と真二と4人で建て直した豪邸に住んでいる。
そして13年後、杏子は“山内しずか”という偽名を使い、新しい御手洗家に、家政婦として潜り込んでいくのだが…。
次のページからは、5つの観点から本作の”唯一無二”の魅力に迫る。