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1910年3月23日生まれ。日本の映画監督、脚本家。1943年に『姿三四郎』でデビューを果たすと、『酔いどれ天使』（1948）、『野良犬』（1949）と立て続けに三船敏郎主演の映画を手がけ、国内随一のヒットメーカーに躍り出た。1950年代に入ると国際的な評価も高まり、『羅生門』（1950年）はヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。『生きる』（1952）、『7人の侍』（1954）など映画史に燦然と輝く名作を次々と制作。百戦錬磨のシナリオライターとともに練り上げた脚本、徹底したリアリズムに基づく演出、芸術肌の映画作家も思わず舌を巻く映像センスを併せ持ち、スティーブン・スピルバーグから北野武に至るまで、多くの映画人に影響を与えている。