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平手友梨奈の演技から目が離せない理由とは…? ドラマ『うちの弁護士は手がかかる』第7話考察&感想レビュー

フジテレビ系で放送中のドラマ『うちの弁護士は手がかかる』。ムロツヨシ演じる元敏腕マネージャーが、平手友梨奈演じる新人弁護士のパラリーガルに転身しバディを組む。今回は、蔵前がパラリーガルとして笠原梨乃(吉瀬美智子)と再会する第7話のレビューをお届け。作(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

冤罪事件を元にしたドラマの放送停止は可能か

『うちの弁護士は手がかかる』公式インスタグラムより
うちの弁護士は手がかかる公式インスタグラムより

『うちの弁護士は手がかかる』第7話では、蔵前(ムロツヨシ)と杏(平手友梨奈)にコンビ解消の危機が訪れる。

今回相談にやって来たのは、かつて起きた「成金老人殺人事件」で一時容疑をかけられていた野村聖子(安藤聖)。20年前のある日、裕福な老人が何者かによって毒殺される。犯人はその愛人で当時女子大生だった聖子ではないかと大々的に扱うマスコミ。しかし、事件発生から時間が経つにつれ次第に報道は小さくなり、真犯人が逮捕されてもほとんど報じられることはなかった。

聖子は冤罪を負わされたわけだが、世間の人々にとってこの事件は最初の報道で終わってしまっており、長年にわたって殺人犯だと勘違いされて過ごす羽目に。最近になってやっと平穏な日々を送れていたものの、ここへきて笠原梨乃(吉瀬美智子)主演の人気ドラマ『女王様の法律』で「成金老人殺人事件」に酷似した事件が放送された。しかもあろうことか、次回の放送で犯人は女子大生ということになりそうだという。聖子は自身の娘が周囲から「人殺しの娘」と言われたことに心を痛め、ドラマの放送停止を求めて杏のもとへ相談に来たということだった。

特定の人物や事件をモデルとしている映像作品について争う場合、「同定可能性」の有無が重要になるという。その点、ドラマの中では実際の事件と微妙に設定が異なっていること、また放送内に「フィクション」という明示があったことから、今回はその主張が難しい。

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