「あのシーンはうまく演じられなかった」映画『ダークナイト ライジング』の賛否両論シーンをマリオン・コティヤールが語る

text by 編集部

2012年に公開し、全世界興行収入10億ドルを打ち出したクリストファー・ノーラン監督の映画『ダークナイト・ライジング』。本作でマリオン・コティヤール演じるタリア・アル・グールの死が不自然ではないかと言われているシーンについて、マリオン本人が口を開いた。(文・編集部)

マリオン「誰かを責めるか、誰も責めないかのどちらかしかない」

マリオン・コティヤール
マリオン・コティヤール【Getty Images】

 タリアのラストシーンとは、トラックで逃亡中にクラッシュして致命傷を負い、バットマンに復讐を誓いながら息絶えるシーンのことだ。

 そのシーンについて、マリオンはフランスのテレビ番組Les rencontres du Papotinのインタビューで、「あのシーンはうまく演じられなかった」「正しいポジションが見つからなかったし、うまいやり方もわからなかった。すごく緊張していたんです。時にはミスをすることもあるけど、あれは完全に失敗でした」と語った。

 ちなみにマリオンは、2016年のAllocinéのインタビューでもこの話題について触れ、「時には失敗もある。でもスクリーンで観たとき、『なんでこのテイクを使ったの?』と思うこともあるわよね。でも、誰かを責めるか、誰も責めないかのどちらかしかない」とコメントしている。

 賛否はあったものの、本作は興行的に大成功を収めている。そこにはもちろん、彼女の功績も立派に含まれているに違いない。

(文・編集部)

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