最もヤンキー役が上手かった日本人俳優は? 鳥肌が立つ名演(5)リーゼントが超似合う…評価急上昇中の男は?
text by shuya
男の友情や迫力あるアクションシーンなど、観客を熱くさせるヤンキー映画。そんなヤンキー作品が、注目される要素のひとつが俳優だ。考えてみるとヤンキー役をきっかけにブレイクを掴んだ者も少なくない。そこで今回は、ヤンキー役がハマっていた俳優をご紹介する。第5回。(文・shuya)
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最もリーゼントが似合う俳優
磯村勇斗『さかなのこ』
【作品内容】
魚が大好きなミー坊(のん)は、他の子とちょっと違う。やがて高校生になったミー坊は、さらに魚への愛を深めていく。
【注目ポイント】
近年の若手俳優の中で、人気が急上昇しているのが磯村勇斗だ。仮面ライダーや朝ドラなど、人気作の登竜門をくぐり抜け、今ではどんな作品でも存在感を放つ俳優として活躍している。
そんな磯村勇人のヤンキー役を世に知らしめたのが『今日から俺は!!』シリーズだ。賀来を筆頭に個性的なキャラクターが出揃う中、磯村はリーゼントの姿で絶大なインパクトを残した。
それ以来、映画『東京リベンジャーズ』(2022)や、映画『さかなのこ』(2022)でもリーゼント姿を披露。ヤンキー作品では欠かせない存在になりつつある。
しかし、ハマっているのは見た目だけではない。これまで磯村が演じたヤンキー役には、怖さとは裏腹に、高校生ならではの純粋さが感じられるのだ。それだけ、役柄を自分のものにして演じているということだ。
ここ数年、『さかなのこ』や『月』(2023)のような小さい映画から、予算規模の大きい『東京リベンジャーズ』に至るまで、フィールドを問わず、個性的な作品に出演し、卓越した演技力で魅了する磯村。今後、日本を引っ張っていくような俳優へ成長する姿を見届けていきたいものだ。
(文・shuya)
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