『法廷のドラゴン』第5話考察&感想レビュー。草川拓弥が醸し出す親子の空気感とは? 別作品に出演の弟・直弥との共通点も? 【ネタバレ】

上白石萌音主演のドラマ『法廷のドラゴン』(テレビ東京系)が放送中。本作は、元プロ棋士志望の新米弁護士の主人公・天童竜美が、歩田虎太郎(高杉真宙)とバディを組む、将棋×痛快リーガルドラマだ。今回は、第5話のレビューをお届け。(文:ふくだりょうこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:ふくだりょうこ】

大阪生まれ関東育ちのライター。
大学卒業後からライターとして活動、シナリオ制作やエンタメジャンルの記事を中心に執筆。
ドラマと邦画、ハイボールと小説が好き。

ライセンス訴訟、一番の問題は?

『法廷のドラゴン』第5話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会
『法廷のドラゴン』第5話Ⓒ「法廷のドラゴン」製作委員会

 今回の案件は老舗和菓子店のライセンス訴訟。

 人気の和菓子・一徹餅が通販会社で販売されていたが、店主の熊倉(角野卓造)がこれはまがいものだと本名でネットに書き込んでしまう。これが、契約違反で逆に訴えられることになる。

 実は、この通販会社には熊倉の息子・和輝(草川拓弥)が在籍。熊倉と会社をつなぐ存在でもあったのだが、奇しくも訴える側vs訴えられる側になってしまう。

 竜美(上白石萌音)と虎太郎(高杉真宙)は熊倉らを弁護することになるが、状況は芳しくない。竜美たちは、熊倉の周辺の人物への聞き込み、また和輝から話を聞くことで事実を積み上げていく。

 ライセンス訴訟も大変なのだが、大きな問題は、和輝と熊倉の親子関係。もともと、和輝は熊倉に弟子入りして菓子職人を目指していたが、衝突があり、和輝はいまの会社に就職してしまう。

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