「ネタバレ禁止のどんでん返し!」 韓国製スリラー映画の傑作(1)。サイコパスがどんどん暴走…唖然の驚愕ラストは?
胸キュン恋愛作品が多い印象の韓国映画。実は韓国映画は恋愛ものばかりではなく、サスペンス・スリラーの名作がたくさんある。その中でもハラハラドキドキのスリラー作品を5本紹介。怖いけど気になる! そんな作品ばかりを集めた、とっておきの5作品。観る者は推しの俳優のいつもと違う顔を知り、衝撃を受けることになるだろう。今回は第1回。
●どんどん暴走していくサイコパスに目が離せない。まさかのどんでん返しに唖然
『ザ・コール』(2020)
監督:イ・チュンヒョン
脚本:カン・ソンチュ イ・チュンヒョン
出演:パク・シネ、チョン・ジョンソ、キム・ソンリョン、イエルイ・エル、パク・ホサン
【作品内容】
古い電話機を通じて、ソヨン(パク・シネ)とヨンスク(チョン・ジョンソ)は 20年の時を越えて、同じ家にいることが判明。過去を生きるヨンスクは実は猟奇的殺人鬼であり、現代を生きるソヨンに迫っていくのだが…。
監督のイ・チュンヒョンがイギリスのホラー映画「恐怖ノ黒電話」を原案に制作した作品。元々は韓国の映画館で上映予定だったが、コロナの影響により Netflixで配信されることになったが、配信直後からネットでは絶賛の嵐となった。
【注目ポイント】
本作は、電話を通して過去と未来が繋がるという斬新な設定のスリラー映画だ。ある日ソヨンは、ヨンスクが養母に殺される事を過去のニュースで知り、ヨンスクに助言をする。これがきっかけで2人の運命は大きく変わってしまう。
未来を変えるために養母を殺した後のヨンスクは解放的になり、冷酷な殺人鬼に変貌していく。殺戮シーンは直接的に描写されるのではなく、死体を保存する冷凍庫が徐々に増えていくイメージによって、間接的に表現される。
暴走していくヨンスクをみていると、「あぁ、あの時ソヨンがこうしとけば…」と何度も後悔させられると同時に、ヨンソクの猟奇的な行動に、「次は一体何するんだろう」とのめり込んでいく。
本作品の見どころは、超難解なミッションに挑むソヨンの雄姿と、現代のソヨンが過去を生きるヨンスクを、どうやって倒すのかという点にある。次の展開が中々予想できないため、観る者は片時も目が離せない。そして驚愕のラストには思わず唖然とするだろう。
実は韓国映画はどんでん返し系の作品が豊富であり、今作品もその一つ。最後までハラハラドキドキな展開があなたを待っている。
【関連記事】
韓国製スリラー映画の傑作5選(2)
韓国製スリラー映画の傑作5選(3)
韓国製スリラー映画の傑作5選(全作品紹介)