大河ドラマ『べらぼう』第16話レビュー。安田顕の泣きの芝居が凄まじい…“平賀源内”の悲痛すぎる最期とは?【ネタバレ】
横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)。本作は、江戸時代を舞台に、多くの浮世絵師や作家を世に広めた出版人・蔦屋重三郎の波瀾万丈な人生を描いた物語。さっそく、第16話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
源内(安田顕)との悲しすぎる別れ
武元(石坂浩二)が何者かに殺されるという事件が起こるが、騒げば自分の身も危ないと考えた意次(渡辺謙)は、成り行きを見守ることしかできなかった…。
一方、蔦重(横浜流星)は戯作の執筆を依頼するため源内(安田顕)の元を訪ねるが、そこは病気や変死が続出している「不吉の家」と呼ばれる場所だった。
その後、意次(渡辺謙)らのもとに「源内が人を斬った」という知らせが入る。牢獄に囚われる源内の元にやってきた意次は一連の事件との繋がりを疑うも、被害を収めるために源内を見捨てるという苦渋の決断を迫られる。その後、蔦重(横浜流星)源内が獄死したという報せが届くのだった。
多くの人に愛された源内がこの世を去り、悲しみに包まれた第16話。これを受けて、Xでは視聴者によるコメントが多く投稿されていた。
「切ない回」「稀代の天才が、薬物を盛られて脳を破壊される描写だけは苦手だ…」「思えば先週エレキテル馬鹿にした親子に危害加えようとしてた時点で既にヤク盛られてたんだな…」「普通に考えて獄中まで会いに来るのは主人公の特権なはずなんすよ。なのに会いに来たのは田沼様だった。こういうところに痺れるんすよね」「安田顕さんの泣きの演技って、本当凄まじい。」
登場人物の深い心理描写や関係性を描き続けてきた『べらぼう』。しかし、これまで親しんできた人物との別れは辛いものがある。しばらくはこの苦しみを引きずってしまいそうだ…。
(文・野原まりこ)
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