ホーム » 投稿 » 海外映画 » 劇場公開作品 » アカデミー賞、作品賞・監督賞・主演女優賞など主要6部門ノミネート『TAR/ター』予告編映像、ポスタービジュアル解禁!

アカデミー賞、作品賞・監督賞・主演女優賞など主要6部門ノミネート『TAR/ター』予告編映像、ポスタービジュアル解禁!

text by 編集部

トッド・フィールド監督とケイト・ブランシェットの最強タッグが放つ驚愕のサイコスリラー『TAR/ター』が5月12日より公開となる。アカデミー賞で主要6部門にノミネート。その他、世界の映画祭で驚異の60受賞289ノミネートするなど、世界の映画賞を席捲する本作の予告編映像とポスタービジュアルが解禁された。

芸術と狂気がせめぎ合い、怪物が生まれる。
本年度最注目作の一つ

C 2022 FOCUS FEATURES LLC

世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時に、かつてターが指導した若手指揮者の死から、彼女の完璧な世界が少しづつ崩れ始めるー。

孤高・ストイック・傲慢・そして繊細―映像は、圧倒的な天才指揮者、同時に絶対的な権力者としてオーケストラを支配する・ターの姿を捉える。「完璧な演奏をしたいなら私に従いなさい」揺るぎない自信と威圧感をもってタクトを振るうター。しかし「現代の音楽界はターが牽引しているのです」とまでも評されていた彼女の周囲に、少しずつ不穏な空気が流れ始めるー。「作曲の調子は?」「良くないわ」「嫌な音が聞こえるの」その空気感に同調していくように起こる、メトロノームとピアノの不協和音、そして“良くないメール”。「不安なの あなたは高みを求めすぎる」恋人のシャロンからの心配を軽くあしらっていたターだったが、やがて彼女自身も気づかないうちに、周囲、そして自分も軋んでいくー。

アカデミー賞主要6部門ノミネート(作品賞/監督賞/主演女優賞/脚本賞/撮影賞/編集賞)、第80回ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)、第79回ヴェネチア国際映画祭女優賞他、世界の映画祭で驚異の60受賞289ノミネート、さらに「シンドラーのリスト」「LAコンフィデンシャル」「ソーシャル・ネットワーク」に続く史上4作目の主要批評家協会賞(ニューヨーク映画批評家協会賞/ロサンゼルス映画批評家協会賞/ロンドン映画批評家協会賞/全米映画批評家協会)《最優秀作品賞》を制覇するなど、世界の映画賞を席捲している。

映画史を轟かす怪演
ケイト・ブランシェット史上最高傑作

芸術に全てを捧げ、様々な重圧から徐々に追い詰められていく。リディア・ターという稀有なキャラクターを演じるのは、本作で自身の最高傑作を塗り替えたとの呼び声の高い、ケイト・ブランシェット。すでに4度目となるゴールデングローブ賞、ヴェネチア国際映画祭女優賞、全米・NY・LAの批評家協会賞と名立たる賞を独占、『ブルー・ジャスミン』に続くアカデミー賞も最有力との呼び声が高まっている。

監督と脚本は、これまで手掛けた⻑編映画『イン・ザ・ベッドルーム』と『リトル・チルドレン』で、2作ともにアカデミー賞脚色賞にノミネートされたトッド・フィールド。フィールド監督は、その鋭敏な表現力によって、絶対的な権力を振りかざす天才指揮者リディア・ターの物語を「唯一無二のアーティスト、ケイト・ブランシェットに向けて書いた」と明かしている。フィールド監督にとって16年ぶりとなる、全世界熱望の最新作となった本作では、第95回アカデミー賞脚本賞を3作品連続でノミネートを果たしたほか、作品賞・監督賞でも初ノミネートされたことも話題に。

脇を固める共演者は『燃ゆる女の肖像』のノエミ・メルラン、『あの日のように抱きしめて』のニーナ・ホス、『インディー・ジョーンズ/最
後の聖戦』のジュリアン・グローヴァ―、『キングスマン』のマーク・ストロングら、いずれも実力派揃い。音楽は『ジョーカー』でアカデミー賞。作曲賞を受賞した気鋭のチェリストであり、作曲家のヒドゥル・グドナドッティルが担当、全編を美しいスコアで彩る。

【予告編】

【STORY】

世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時、かつてターが指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは、追いつめられていく──。

【作品情報】

『TAR/ター』
監督・脚本:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』『リトル・チルドレン』
出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、ノエミ・メルラン『燃ゆる女の肖像』、ニーナ・ホス『東ベルリンから来た女』、ジュリアン・グローヴァ―『インディー・ジョーンズ/最後の聖戦』、マーク・ストロング『キングスマン』
音楽:ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』(アカデミー賞作曲賞受賞)/撮影:フロリアン・ホーフマイスター/編集:モニカ・ヴィッリ
© 2022 FOCUS FEATURES LLC. 原題:Tár/アメリカ/2022年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/159分/字幕翻訳:石田泰子 配給:ギャガ
https://gaga.ne.jp/TAR
2022年/アメリカ/原題TÀR 配給:ギャガ

【関連記事】

『ショーシャンクの空に』はなぜ『フォレスト・ガンプ』に敗れたのか? 史上屈指の激戦を考察【アカデミー賞炎上ヒストリー】
「アカデミー賞歴代作品賞」高評価ランキング1~5位。IMDbの評価点で選出、ハリウッド史上最も評価の高い作品は?
世界最高評価の映画監督は? アカデミー賞“監督賞” 最多受賞者トップテン。映画の神様に愛された巨匠たちを一挙紹介

error: Content is protected !!