「これは私が思っていた映画じゃない」ダコタ・ジョンソンがカンヌ国際映画祭で映画業界の変化に一石を投じる
text by 編集部
カンヌ国際映画祭へ初参加となった俳優ダコタ・ジョンソンが、自身が主演を務めた新作『Splitsville(2025)』のプレミア上映を前に、映画業界への強い思いを語った。「これは私が思っていた映画じゃない」と過去作で感じた違和感、そして業界の変化を渇望する想いを露わにしている。(文・編集部)
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初めて映画の完成版を鑑賞した時に感じた絶望
これまでも数々のインタビューでその毒舌ぶりが話題となってきたダコタ・ジョンソン。今回は、現在の映画業界への思いを以下のように打ち明けた。
「これまでに何度か、映画のプレミアで初めて完成作を観て、『えっ、これは私が想像していた作品じゃない』と思ったことがあるんです。あれは本当に奇妙な体験でした」
さらには、現在の制作側に対する保守的な姿勢にも疑問を呈している。
「多くのスタジオ幹部が、リスクを取ったり、怖くて、複雑で、混沌とした人間らしい物語を作ろうとしない。それが本当に苦しい。でも、私たちは戦う。信じられる物語のために、必死で働いています」
映画『Splitsville(2025)』は、大切な人に正直に話すことの重要性を訴えかけたコメディ作品。ジョンソンの熱き映画への思いが、スクリーンの中でも表現されているに違いない。
(文・編集部)
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