大河ドラマ『べらぼう』第20話レビュー。下ネタと教養の絶妙なバランス…爆笑ネタで話題をかっさらった俳優は?【ネタバレ】
text by 野原まりこ
横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)。本作は、江戸時代を舞台に、多くの浮世絵師や作家を世に広めた出版人・蔦屋重三郎の波瀾万丈な人生を描いた物語。さっそく、第20話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
蔦重(横浜流星)を唸らせた狂歌
「菊寿草」で自身の本を高く評価され、須原屋(里見浩太朗)と大田南畝(桐谷健太)を訪ねた蔦重(横浜流星)は、南畝に耕書堂で何か書かないかと誘うと、今江戸で人気の狂歌をやりたいと言う。
そうして「狂歌会」に顔を出した蔦重は、南畝の詠んだ狂歌に感銘を受ける。そして狂歌を流行らせたいと話すのだった。
ここへきて、桐谷健太演じる大田南畝が登場。大きなインパクトを残した第20話だった。放送後のXでは、視聴者による感想合戦が盛り上がっていた。
「大田南畝のキャラが良い」「桐谷健太演じる大田南畝役とのシーン見て笑った」「強キャラ・南畝先生誕生!」「ああいう江戸文化の細いところを、しっかり映像化してくれるだけでもありがたいです。」「狂歌、ド下ネタの上に本歌取り要素もあってすこ」
おもしろさと教養の絶妙なバランスを見せつけた『べらぼう』。スレスレの下ネタが繰り出され、大人向けではあるが、役者のコミカルな演技も相待って、カラッと楽しめる回となった。
(文・野原まりこ)
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