”あの人”が遂に動いた…横浜流星”蔦重”とのやり取りに思わず痺れたワケ。大河ドラマ『べらぼう』第25話レビュー【ネタバレ】
横浜流星が主演を務める大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(NHK総合)。本作は、江戸時代を舞台に、多くの浮世絵師や作家を世に広めた出版人・蔦屋重三郎の波瀾万丈な人生を描いた物語。さっそく、第25話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
火山灰を除去するための蔦重(横浜流星)の奇策とは?
天明3年4月9日。浅間山の大噴火が起こる。やっとの思いで買った日本橋の店・丸屋を守りたい蔦重(横浜流星)は、てい(橋本愛)らから閉め出しを喰らうも、通油町の灰の除去のために懸命に働く。
町全体を巻き込んで、灰の掃除を「遊び」に転換してみせた蔦重に、ていだけでなく敵対していた鶴屋(風間俊介)もまた心動かされる。
ていは、逆境に逆らって土地を栄えさせた蔦重に店をゆずって自分は店を去ると申し出るが、蔦重は自分と夫婦になって店を守ることを改めて提案。“形だけの夫婦”としての結婚を承諾し、2人は祝言を上げる。
祝いの席には、鶴屋が訪れ結婚祝いとして蔦重に暖簾を渡す。これにより、2人は和解し、蔦重は正式に日本橋通油町に迎えられることと相成った。
これまでのいきさつを追ってきた視聴者にはたまらなく痺れる回となった。SNSでは視聴者から喜びの声が上がった。
「蔦重に痺れっぱなし。こんなふうにリーダーシップを取れる人に魅力を感じてならない」「山が噴火しようが、人は恋もするし結婚もする。喧嘩したり仲良くなったり、かわいい〜」「鶴屋さんと蔦重の雪解けアチィ~ッ」「昨日の #大河べらぼう は面白いがてんこ盛りだったなー。そして鶴屋さん。胸熱。」「橋本愛さんの所作、姿勢の美しさに毎回見惚れています」
これまで大きな壁となっていた鶴屋が雪解けのごとく蔦重を温かく迎え入れるシーンは、“べらぼう史”に残る名シーンの一つとなった。また、新たな始まりとも言える、ていとの結婚。魅力的なキャラクターが加わり、今後の展開にますます期待が高まる!
(文・野原まりこ)
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