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『パルプ・フィクション』の制作秘話が明かされる…。タランティーノの人生を描いた伝記本が今秋発売。気になる内容は?

text by 編集部

英国、米国でペーパーバックやグラフィックノベルを出版しているTitan Comics。同社は映画監督クエンティン・タランティーノが60歳を迎えたことを祝うため、彼をテーマにしたグラフィックノベルのリリースを進めていることを明らかにした。今回は現地のメディアを参考にその中身をチェックしていく。

クエンティン・タランティーノ監督の人生に起こった
数々の伝説的なエピソードが1冊に!

Getty Images

米colliderでは、10月中旬に発売される予定の、クエンティン・タランティーノ監督の人生を描いたグラフィックノベル『Quentin By Tarantino(原題)』の中身数ページを特別に公開している。

グラフィックノベルの『Quentin By Tarantino(原題)』は、タランティーノ監督自身の逸話を交えながら、監督の人生とキャリアを綴った作品。今回公開されたページでは、タランティーノ監督の代表作『パルプ・フィクション』と、『ジャンゴ 繋がれざる者』の舞台裏の解説が描かれている。

映画『パルプ・フィクション』では、元大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが俳優ローレンス・フィッシュバーンを起用を推しており、タランティーノ監督は、俳優サミュエル・L・ジャクソンの起用を推していたため、どちらの俳優を出演させるかを徹底的に争ったという過去を明かしている。

また、タランティーノ監督は、俳優レオナルド・ディカプリオが、撮影中に手を負傷し、深く手を負傷したまま撮影を力強く押し切った有名なエピソードについてもコメントをしているようだ。

本作を製作したフランス在住のアーティスト、Amazing Amézianeは『Quentin By Tarantino(原題)』のページをドキュメンタリー風に構成し、タランティーノがコミック上で直接その物語を語っているかのように描いている。

さらに、タランティーノと『パルプ・フィクション』内で掃除屋のザ・ウルフを演じた俳優ハーヴェイ・カイテルが並ぶ映画のセットを再現。その他にも、タランティーノの発言内容をアートで表現したページが散りばめられるなど、ファン垂涎の内容となっている。

表紙から察するに、タランティーノの長編映画に関してだけではなく、彼が私淑する映画監督セルジオ・レオーネやアクションスター・ブルース・リーなど、タランティーノ監督に影響を与えたタイトル、監督、俳優にもたっぷり言及されているのではないかと考えられる。

『Quentin By Tarantino(原題)』は、タランティーノ監督が引退前最後の作品として宣伝している映画『The Movie Critic(原題)』の撮影開始と同じ10月17日に発売を予定している。

既に予約受付中となっており、日本国内からでもアマゾンから購入可能となっている。品切れも予想されるため、熱心なファンは早めに予約しておくといいだろう。

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