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ネタ元は日本のレシピ本!? 映画『マトリックス』で登場する謎の緑のコード、驚きの誕生秘話を紹介

text by 編集部

映画『マトリックス』のオープニングでスクリーンに表示される謎のコード。これは、カタカナやラテン文字、数字が雨のように流れる「デジタル・レイン」と呼ばれるものだ。どうやらこのコードは、日本のレシピ本から着想を得ているという。今回は現地メディアを参考に、この謎の緑のコードの正体に迫る。

映画『マトリックス』のオープニングは日本のレシピ本から生まれた

映画『マトリックス』
映画マトリックスGetty Images

米colliderによると、この緑のコードは、VFX制作会社アニマル・ロジックのプロダクション・デザイナーであるサイモン・ホワイトリーがデザインしたカスタム書体を使用し制作されたようだ。

『マトリックス』の監督を務めるウォシャウスキー姉妹は、ホワイトリーが最初に提出したタイトルシーケンスのデザイン案を却下。その後、彼は日本人の妻にデザインの内容を相談することに。ひょんなことからホワイトリーは、彼の妻が持っている料理本のデザインに目を引かれ、インスピレーションを受けたという。

「私は皆さんに『マトリックスのコードは、実は日本の寿司レシピから作られている』と言いたいのです」とホワイトリーは、このコードの誕生を明かしている。

料理本という設計図を入手した彼は、書かれたレシピをコンピューターを駆使して視覚効果に変換。1990年代後半、このような想像力を働かせるには、綿密な作業が必要だった。

しかし謎を残すため、どのレシピ本を使用したのかは今だ不明となっている。彼は「日本人の多くの人が聞いたことがあるか、本棚にあるようなものです」とも話しているようだ。

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