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「規格外の⻤才」奥田庸介監督作『⻘春墓場』映画評論家・森直人から激賞コメント到着! さらに本編映像も解禁

text by 編集部

数々の衝撃作を手がけてきた奥田庸介監督6年ぶりとなる最新⻑編映画『⻘春墓場』が全国順次公開中だ。、9月1日から始まる下北沢K2での上映に合わせ、映画評論家・森直人によるコメントが到着。さらに、“あまりにも人間”な本編映像3種が特別公開された。

名もなき者たちの人生が交錯する
奥田庸介監督の原点回帰作にして最高傑作

『東京プレイボーイクラブ』『クズとブスとゲス』など、数々の衝撃作を世に放ってきた異才・奥田庸介監督の6年ぶりとなる待望の⻑編最新作。中華料理店で働く男とパートの女、そして彼女の高校生の息子。小劇団の女と漫画家志望の男。理不尽に見舞われる名もなき登場人物たちの物悲しさとおかしみに満ちた日常を通して、“生きるとは何か”を問いかける。出演は、笠原崇志、古川奈苗、田中惇之のほか、人気ラッパー・呂布カルマなど個性豊かなキャストが顔を揃えた。

©映画蛮族

痛みを分かち合うような独自の作家性と圧倒的映像センス、そして何より規格外の熱量を携えるも、しばらく映画を撮れない状況が続いていた奥田。そんな彼が、デビュー作と同名タイトルを冠し、ニーチェの言葉「血をもって書け」に導かれるように人生に向き合ったすえ辿り着いた “嘘のない映画”―――。『⻘春墓場』は、表現への強烈な渇望に満ちた、奥田監督渾身の一作となった。

©映画蛮族

この度、本編より3つのシーンを特別公開。“あまりにも人間”というキャッチコピーと共に切り取られるのは、登場人物たちの名もなき日常。奥田庸介演じる中華料理店の男が手加減なしの殴り合いを繰り広げる冒頭映像は、バイオレンス演出に定評のある奥田作品の魅力が炸裂。

そして本編抜粋映像の1編は、古川奈苗演じる劇団員の女性と田中惇之演じる漫画家の⻘年が部屋でピザを食べるシーン。そしてもう1編は、笠原崇志演じる高校生と、鈴木たまよ演じる同級生による夜のベンチでの会話。一見他愛のない会話に思えるこれらのシーンは、2組の男女に起こる“悲劇”をより際立たせる場面でもあり、奥田作品のもう一つの側面である繊細でピュアさを感じさせるシーン。

また、9月1日から始まる下北沢K2での上映に合わせ、映画評論家・森直人さんからの激賞コメントが到着。奥田監督を「映画を撮るために生まれてきた男」と称する森さん。「カツシン(勝新太郎)型の異常に繊細なパワータイプにして、規格外の⻤才。彼が令和の世に生きている奇跡を目撃して欲しい!」とアツいコメントが寄せられた、

【森直人さん コメント】

ガチで呪われた映画作家、奥田庸介。この「映画を撮るために生まれてきた男」が、満身創痍でぶち込んだ渾身すぎる一本――それが不条理で残酷な人間交差点『⻘春墓場』だ。カツシン(勝新太郎)型の異常に繊細なパワータイプにして、規格外の⻤才。彼が令和の世に生きている奇跡を目撃して欲しい!
森直人(映画評論家)

【あらすじ】

舞台は東京の下町。中華料理店で働く男は、パートの中年女性に「息子が虐められているので相談に乗ってほしい」と頼まれる。渋々引き受ける男だったが、中年女性の息子は虐めを認めようとしない。息子は、同級生の彼女と過ごす時間にささやかな幸せを感じていた。

一方、漫画家の⻘年は、合コンで出会った劇団員の女性となるがままに同棲することに。劇団員への気持ちが曖昧だった漫画家だったが、一緒に暮らすうちに愛情を感じはじめる。そんな中、漫画家に昔の恋人から電話が入る。2つの物語が交錯する時に悲劇が起こるのだった。

【横浜シネマリン(神奈川)初日舞台挨拶あり!】

8月19日(土)18:55の回 上映後
登壇者:奥田庸介監督、笠原崇志、伊藤⻯翼

【作品情報】

監督・脚本:奥田庸介『クズとブスとゲス』『東京プレイボーイクラブ』
笠原崇志 古川奈苗 田中惇之
堀内暁子 鈴木たまよ 奥田庸介 伊藤⻯翼 高川裕也 梅田誠弘 中澤梓佐
武智央 守谷周徒 飯田芳 前田隆成 二階堂新太郎 藤井陽人 中野健治
椎名香織 宇田川さや香 高野春樹 ナカムラユーキ 嶺豪一 藤原珠恵
スミト・ルイ 呂布カルマ
配給:イハフィルムズ 宣伝協力:平井万里子 2021|96分|日本|カラー|5.1ch ©映画蛮族
公式サイト
公式Twitter

全国順次公開中

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