驚きの撮影方法とは…? Netflix実写版『ONE PIECE』、 伸びる腕やゴーイング・メリー号などの撮影秘話を紹介
Netflixで配信が開始された実写版『ONE PIECE』シリーズは、実写版という現実に重きを置くためCGI技術の多用を避け、アナログな撮影方法を大切にしたそう。本作でプロダクション・デザイナーを務めたリチャード・ブリッジランドがその撮影方法について言及したようだ。
リアリティ重視
驚くべき製作方法とは?
本作のプロダクション・デザイナーを務めたリチャード・ブリッジランド。彼は、米Colliderのインタビューにて、実写版『ONE PIECE』の製作における、視覚効果について、詳しく語った。
周知のとおり『ONE PIECE』では、巨大なモンスターが出現し、主人公のルフィ(イニャキ・ゴドイ)は、ゴム人間。ルフィは自身の体がゴムのように伸びるという特性を生かし、戦闘を行う。
実写版『ONE PIECE』には、CGI技術を多用し製作が行なわれたと、多くのファンに思われている。しかし、ブリッジランドによると、撮影セットに関しては、実用的であるエフェクトと、現実の建造物での撮影がメインであった、とのこと。
制作チームは、コンピューターが映画製作に多用される前の時代に行なわれていた映画撮影方法に、多くのヒントを得ていると言う彼は、具体的に以下のように話している。
「ビジュアル・エフェクトを使用したのは、撮影セットの向こう側に『ONE PIECE』の世界を広げるためだけだ。実際には、大きなセットを次から次へと作った」
「『ONE PIECE』は、実写とアニメの中間を彷徨うような作品ではなく、信憑性を感じさせる作品にすることが重要であった。例えば、もし映画『スター・ウォーズ』のように、ビジュアルエフェクトを多用すれば、現実の世界とは程遠い作品となる。しかし本作では一種のパラレルワールドのように感じられる世界であることが大切でした」
Netflixは、その予告動画や宣伝資料を通じ、制作チームが、アフリカのケープタウンでロケを行い、本作に登場するゴーイング・メリー号や、海上レストランであるバラティエなどの船を、実際に建造することに力を注いでいたことを明らかにしている。
特別な視覚効果を多用しない撮影方法にこだわりを持った本作の製作チーム。独自の作風を際立たせることにも繋がり、そのリアルさから信憑性が高まり、さらに多くの人々に愛される作品になることが期待される。
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