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ゾロとナミが同時に仲間になったワケとは…? Netflix実写ドラマ『ONE PIECE』の製作指揮が舞台裏を語る。

text by 編集部

Netflixで実写版『ONE PIECE』が絶賛配信中! シーズン1では、ゾロとナミがほぼ同時に仲間になるが、原作では別々での合流となる。本作でなぜゾロとナミが同時に仲間に加わったのか、製作指揮を執ったスティーブン・マエダが、メディアにその理由を語った模様。今回は米colliderを参考に、その詳細を確認していく。

原作と異なる展開の目的は
観客が感情移入するのを早めるため

Netflixシリーズ『ONE PIECE』独占配信中
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漫画『ONE PIECE』を愛するファンの殆どは、Netflix実写版シリーズを視聴を通せば、「麦わらの一味」の仲間たちの出会いが、原作よりかなり早いことにすぐに気が付くだろう。

本作では、ルフィ(イニャキ・ゴドイ)、ナミ(エミリー・ラッド)、ゾロ(新田真剣佑)が一度に出会い、遅れてウソップ(ジェイコブ・ロメロ)とサンジ(タズ・スカイラー)を見つける。

米Colliderのインタビューで、実写版『ONE PIECE』の製作指揮を執るスティーブン・マエダが、麦わらの一味の仲間たちを早い段階で登場させたことに詳しく語ったようだ。

インタビューの中でマエダは、ルフィ、ゾロ、ナミの3人を一度に登場させたのは、漫画と同様の形で紹介しながらも、その出会いを早送りすることで、観客が最初から感情移入できるようにするためだ、としている。

スティーブン・マエダは以下のように語った。

「ルフィがシェルズタウンの海兵隊基地に乗り込もうとするのを中心に、ゾロやナミという仲間を同じ時期に登場させることは、ストーリー的にも脚本的にも早い段階で決定したことです。漫画のように、ルフィがそれぞれの仲間を別々に集める話から少しジャンプスタートさせるチャンスだと思いました」

「ゾロが十字架に吊るされたり、ナミが泥棒になったりと、原作と同じシーンも挿入されているのだけど、特にナミの話は少し異なる文脈の話となりました。そうすればルフィは2人を同時に仲間にすることが可能です。ルフィがみんなを“仲間”と呼ぶと、彼らは『仲間じゃない!』って言うんだけど、その掛け合いがすごく楽しいのです」

もちろん、序盤に登場するキャラは、ナミやゾロだけではない。

マエダたち製作チームは、原作ではもっと先の物語で登場するキャラクターを、シーズン1で登場させるという大胆な試みも行った。

例えば、海軍本部に所属する“ガープ”が原作で登場するのは、第431話とかなり先である。このような改変の理由は、次シーズン以降の展開を、既に見越しているためのようだ。

実写版『ONE PIECE』では、原作の内容がギュッと詰まっている。それでいて違和感を感じさせないその構成は、先の物語で登場するはずのキャラクターたちが、今後も早い段階で登場することを予期している。

シーズン2ではどのように物語が展開されていくのか、刮目して待ちたい。

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