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映画『キングダム』、実写版未登場の将軍キャラをガチで妄想キャスティング。桓騎や王翦、輪虎に相応しい役者は?

漫画『キングダム』の実写映画が大ヒットを記録している。これまで3作が実写映画化され、日本を代表するキャストやスタッフが集結。さらに小栗旬と吉川晃司のサプライズキャスティングが記憶に新しい。今回は、『キングダム』ガチファンが「未登場の将軍キャラ」に絞り、選出理由や現実度から妄想キャスティングする。(文・タナカシカ)

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『キングダム』とは

「週刊ヤングマガジン」の中でも圧倒的な人気を誇り、創刊累計2200万部突破している。

紀元前245年、春戦国時代。中国大陸は500年もの動乱期の中、戦国七雄の一つ「秦国」の戦災孤児・信。奴隷出身だが、いつか武功をあげ、天下の大将軍になることを夢見て修行に励む。そんな中、秦国の大王様に出会ったことで、信の運命の歯車が動き出す。

3作の実写映画が大ヒットを記録し、続編の制作も決定している今作。しかし原作を知る人には当たり前だが、現在映画化されているのは全体の20%にも満たない。そこで、今回は将軍キャラに絞って、これから来たる続編のためにガチで妄想キャスティングしていく。

元野盗出身、残忍非道だが、絶大な人気を誇る将軍

桓騎(かんき)将軍

演じるなら、この人!
〜北村一輝〜

北村一輝【Getty Images】
北村一輝【Getty Images】

原作読者から絶大な人気を誇る桓騎将軍。元大野盗団の首領だった過去を持ち、普通では予想できない独自の戦略で戦う。秦国の六代将軍の一人、六大将軍の一人である王騎からも「化け物」と評されるほどだった。

かなり残忍な性格で、勝つためなら一般人の大量虐殺も厭わない「首斬り桓騎」との異名を持ち、上層部からも見て見ぬふりをされている。そんな元野盗出身だが、秩序破壊を恐れず知能的な戦略を立てることが魅力なキャラクターであり型破りな作戦を決行するため、登場する度に全読者を沸かせている。

原作ファンの中で、「桓騎将軍の実写なら、この人しかいない」と、まことしやかに囁かれている俳優が、北村一輝だ。

まず一番の理由として挙げられるのは、顔が似ているところだろう。桓騎将軍は『キングダム』の中のキャラクターの中でも、人一倍顔が濃い。1番の特徴は、黒々と凛々しい眉毛と、キリッと鋭い目つきだ。

北村一輝は、日本の顔が濃い人物が大集合した映画『テルマエ・ロマエ』にも出演し、顔が濃い俳優の代表格となった。さらに北村は少し色っぽい声色も特徴的であり、2019年にはディズニーの『アラジン』で、悪役のジャファー役に抜擢され、狡猾でおどろおどろしいジャファーを見事に演じ切った。

そんな北村の色気のある悪役ボイスで、桓騎の名言「全て、うまくいく」を言ってもらいたい。

さらに映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で、剣心にまつわる過去編『The Beginning』ラスボスの一人を演じたことで、圧倒的で迫力のある殺陣を披露している。

また、作者・原泰久先生は公式のコメントで桓騎について、

「蒙驁(もうごう)将軍の副官として同時に登場させたんですが、その時ポジション的に空いているようなキャラを模索していて、悪いイケメンを出そうと思ったのが桓騎です。口の悪い野盗として、結構狙って考えました。」

と語っており、北村の射抜くような眼差しは桓騎のキャラクター像と合っていると言える。

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