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アベンジャーズ以上…!? ややこしい設定をクリアに解説。映画『マーベルズ』徹底考察&評価。忖度なしガチレビュー

text by 灸怜太

ブリー・ラーソン最強の戦士キャプテンマーベルがチームを組んで戦う、映画『マーベルズ』が公開中だ。亡き親友の娘モニカ・ランボーと、アベンジャーズに憧れるカマラ・カーンとの協力プレイとは? ドラマを観てなくても分かる? 忖度なしのガチレビューをお届けする。(文・灸 怜太)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

“入れ替わり”ながら戦う!?
前代未聞のアクション超大作!

(c)2023 Marvel
c2023 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の劇場公開映画としては33本目となる『マーベルズ』。

マーベルのヒーローのなかでも最強格のキャプテン・マーベルに加えて、ミズ・マーベルも参戦! などと、作品紹介するだけでも“マーベル”という単語が頻出するのでややこしく、すでに初見お断りな空気が漂っている。

これまで配信ドラマなどを含めると膨大なコンテンツ数となっているMCUだが、とりあえず劇場公開された作品だけでも順に観ていれば、それぞれのキャラクターのバックグラウンドと大まかなストーリーは追えるようになっていた。

しかし、さすがに今回は難しいかもしれない。『マーベルズ』に登場するメインヒーローは3人。

キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)は、2019年の映画『キャプテン・マーベル』で登場、サノスとの最終決戦『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも大活躍したので、映画だけ観ている層にも知名度は高い。

あとの2人は、ディズニー+で配信されているドラマが初出となる。

あらゆるエネルギーを知覚、利用することができるモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)は、キャロル・ダンバースの親友だったマリア・ランボーの娘。

『キャプテン・マーベル』ではまだ子供だったが、ドラマ『ワンダヴィジョン』で成長した姿で登場し、スーパー能力に目覚めたというキャラクター。

そして、もうひとり、ミズ・マーベルこと、カマラ・カーン(イマン・ベラーニ)は、キャプテン・マーベルに憧れているティーンエージャーで、その誕生と活躍はドラマシリーズ『ミズ・マーベル』で描かれた。

この3人がいろいろあってアッセンブル(集結)し、チームを組んで、強大な敵に挑むというのが『マーベルズ』の基本的な物語となる。

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