日本のみならず、世界中で製作されているゴジラシリーズ。作品によってゴジラの描き方や大きさ異なるのが醍醐味だが、2023年に公開された映画『ゴジラ-1.0』に登場するゴジラは、他の作品と比べてどのような違いがあるのだろうか。今回は現地メディアScreen Rantを参考に、シリーズによるゴジラの大きさを比較して紹介する。

ハリウッドのゴジラは最大120m！
映画『ゴジラ-1.0』のゴジラの大きさは？

映画『ゴジラ-1.0』は現在進行中であるレジェンダリー・ピクチャーズによる『モンスターバース』シリーズよりも高い評価を獲得し、批評家やファンの期待を上回る作品となった。

迫力のある本作を鑑賞した方の中には、登場したゴジラの大きさが気になった方もいるはず。

実のところ映画『ゴジラ-1.0』に登場する怪獣ゴジラのサイズは、約50メートル。これはSHIBUYA109(渋谷109)や、パリの凱旋門(エトワール凱旋門)と同様の高さとなる。

このくらいのサイズの怪獣であれば都市を蹂躙し、日本を更地にすることも容易いだろう。とはいえ、50メートルという今回のゴジラの大きさは、これまでに比べて大きいとは言えない。ゴジラは作品に応じてその大きさを変化させている。

1954年に東宝が公開したオリジナルの映画『ゴジラ』でも体長は約50メートルであり、この大きさは映画『ゴジラ-1.0』と一致している。

その後、1975年の映画『メカゴジラの逆襲』まで同様のサイズに留まり、1984年の映画『ゴジラ』では約80メートルまで成長する。その後、1991年の映画『ゴジラvsキングギドラ』では約100メートルに。2016年の映画『シン・ゴジラ』ではなんと約118メートルまで成長し日本のゴジラ史上最大となった。

次にハリウッドで製作されたゴジラ映画作品も確認していこう。

最初のハリウッド版ゴジラは1998年に劇場公開された。その際のゴジラの身長は70メートル。その後さらに大きくなり、2014年の映画『GODZILLA ゴジラ』では約108メートル。映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)&映画『ゴジラvsコング』(2021)では120メートルの大きさまで成長。

モンスターバースの怪獣ゴジラは、映画『ゴジラ-1.0』に登場するゴジラよりも遥かに大きいのだ。

とはいえ、ゴジラの大きさは、必ずしも恐ろしさと比例するわけではない。映画『ゴジラ-1.0』はそのことを証明する作品となった。

【関連記事】
迫力は歴代最強なのに…『シン・ゴジラ』を超えられないワケ。映画『ゴジラ−1.0』徹底考察&解説。忖度なしガチレビュー
最も面白いゴジラ映画は…？ シリーズ史上最高の作品5選。息もつかせぬ展開が素晴らしい…特撮映画の歴史に残る名作だけを厳選
ポンコツすぎる…史上最弱のゴジラは…？ あまりの醜態にファンが呆れた映画5選。こんな姿見たくなかった…衝撃のシーンを紹介