テレビ東京系にて放送された人気ドラマ『きのう何食べた？』。12月23日に幕を閉じたシーズン2は、笑いあり涙ありで視聴者の心を鷲掴みにした。今回は、シーズン2全12話の中から、特に印象的だった名シーンを5つセレクトしてご紹介する。まだなに食べロスから抜け出せていない方は、本作の余韻に浸って頂きたい。（文・會澤奈津美）

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まさかのミッチー出演に視聴者が沸いた

シロさんの元カレ・ノブさん（及川光博）が登場（第5話）

第5話は、シロさん（西島秀俊）の元カレとしてノブさん演じる及川光博が登場した事でも話題になった。そのノブさんは、あの王子様のようなミッチーからは想像つかないモラハラっぷりを披露。演じた及川光博はインタビューで、「人気の作品のためプレッシャーがあった」と答えていたが、見事なハマり役で大きな爪痕を残していった。

そんな冷たかったノブさんとの交際を経て、現在はケンジ（内野聖陽）と一緒に暮らしているシロさん。

ある日、仕事で帰りが遅くなったシロさんが急いで夕飯を作ろうとすると、使おうとしていた玉ねぎが無かった。ケンジが既に使ってしまっていたのだ。急遽、他の料理に予定を変更しようとしたシロさんに、ケンジは「普段料理しない旦那に勝手に冷蔵庫の食材を使われることへの愚痴を、普段から美容院のお客様に聞いているから」と、自分も仕事で疲れているはずなのに急いで買いに行った。

その時、シロさんは元恋人のノブさんとの暮らしていたころを思い出す。「鶏肉を使わないで」と事前に伝えておいたにも関わらず、勝手に使って1人で食べ、片付けもしないでキッチンを散らかし悪びれる様子もなかったノブさん。

そんなノブさんに対し、家事はもちろん、日頃から細やかな気遣いをたくさんしてくれるケンジと一緒に今を過ごしているシロさんは「俺、今幸せなんだな」と呟き、涙を流した。シロさんだけでなく、視聴者もケンジというパートナーの尊さを再確認したシーンだ。