続編公開のたびに評価ガタ落ち…映画『ジュラシック・ワールド』シリーズ復活の秘策は? 最新作の脚本を手掛ける超大物とは?
2025年7月2日に公開予定の『ジュラシック・ワールド4』で脚本を務めるのは、『ジュラシック・パーク』(1993)のデヴィッド・コープ。人気が落ち込んでいた『ジュラシック・パーク』シリーズだが、ベテランが戻ってくることで、昔の活気が戻ってくるかもしれない。今回は、米メディアScreenRantを参考に、その詳細を紹介。
年々評価が落ちる『ジュラシック・パーク』シリーズ。最新作の評価は29%
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)で幕を閉じた『ジュラシック・ワールド』シリーズ。その復活は、ファンにとってこの上ない朗報だ。
実のところ、同シリーズの人気は停滞しており、2001年公開の第3作『ジュラシック・パークIII』は、批評的にも商業的にも大きく後退。『ジュラシック・パーク』が10億ドル(約1,487億円)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が6億1800万ドル(約898億円)を記録したのに対し、同作はわずか3億6500万ドル(約538億円)で終わっている。
同シリーズの商業的な低迷は、その後のシリーズ3部作で幾分快方に向かったものの、批評的には芳しくない状況が続いていた。例えば、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)は、興行的に大成功を収めたが、米映画批評サイト、ロッテン・トマトの評価は29%とかなり低い水準にとどまっている。
また、前作の『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)の評価も46%で、初代『ジュラシック・パーク』シリーズで最も不評だった『ジュラシック・パークIII』の49%にも及んでいない。初代『ジュラシック・パーク』が91%、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』が54%であることを考えると、年を追うごとに評価が落ちていっているのが分かる。
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