SixTONES森本慎太郎が「だが情」の雪辱を晴らす? 初回の評価は? ドラマ『街並み照らすヤツら』第1話レビュー
text by 野原まりこ
SixTONES森本慎太郎が主演を務める新ドラマ『街並み照らすヤツら』が4月27日(土)より、放送スタート! 笑いと絆のヒューマンエンターテインメントと銘打つ、完全オリジナル脚本で製作された期待の新作。第1話はどんな物語が繰り広げられたのか? レビューをお届け!(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
第1話「救世主は…俺!?」
森本慎太郎単独主演ドラマ始動!
ぐったりしている初老の男性を抱えて歩く主人公・竹野正義(森本慎太郎)。振り返ると視線の先には、激しく燃え上がる炎に包まれた建物が見える。
正義は「なんでこんなことに」とつぶやいた…。
ーーー時は2ヶ月前に遡る。
寂れた商店街でケーキ屋を営む正義は、出来上がったショートケーキをショーケースに並べていた。しかし夜になっても客足はなく、「全品80%OFF」の看板を掲げるも、ケーキは売れ残っている。その様子を見ていた正義の妻・竹野彩(森川葵)は「明日からバイトする」と言い出した。
食虫植物をモチーフにしたケーキを試作しながら正義は「スナックはやめてよ」という。
そんな中、正義の幼馴染で商店街でビリヤード店を営んでいる荒木太一(浜野謙太)が、商店街の会合に正義を連れにくる。仕方なく会長(船越英一郎)のもとへ出向く正義は、会長のことが嫌いだった。
正義は会長の待つスナックへ行くが、すでに出来上がった様子の会長はホステスの太ももを撫で回していた。正義は会長に商店街で積み立てている会費で、壊れたミキサーとオーブンの修理費を補填してもらえないかと頼むが、会長は却下。さらに「ミキサーが壊れたんだったら手を使え」という始末。この一件以来、正義はさらに会長のことが嫌いになるのだった…。
荒木も会長のことが嫌いな者の一人だった。しかし会長のことを嫌っているのはこの2人だけではない。商店街の会員たちは、高額な保険に加入させられており、酒屋の店主・深川龍一(皆川猿時)も、我慢の限界を迎えていた。