ホーム » 投稿 » 日本映画 » 劇場公開作品 » 『ディア・ファミリー』が初登場1位!『ブルー きみは大丈夫』『ツキウタ。』もランクイン【週末興行ランキング】

『ディア・ファミリー』が初登場1位!『ブルー きみは大丈夫』『ツキウタ。』もランクイン【週末興行ランキング】

text by 編集部

興行通信社より週末映画動員ランキング(6月14日~6月16日)が発表された。ランキング結果を踏まえながら、上位作品や新作を中心に動向を振り返る。首位に躍り出た大泉主演作『ディア・ファミリー』の初日から3日間の興行収入は? 先週1位を獲得した『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』の順位は?

大泉洋主演作『ディア・ファミリー』が堂々の首位を獲得

「ディア・ファミリー」
©2024「ディア・ファミリー」製作委員会

 今週の動員ランキングは、世界で17万人の命を救ってきた“命のカテーテル”誕生に隠された家族の愛の物語を月川翔監督が描いた『ディア・ファミリー』(東宝)が、初日から3日間で動員18万5000人、興収2億5600万円をあげ、初登場1位を飾った。

 心臓に先天的な疾患を抱え、余命10年を宣告された娘のため、人口心臓を作ろうと立ち上がる父・坪井宣政を大泉洋、宣政を支える妻・陽子を菅野美穂が演じ、心臓疾患を抱える次女・佳美に福本莉子、三女の寿美に新井美羽、長女の奈美に川栄李奈が扮している。
 
 2位は前週と同じく『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』(東宝)が続き、週末3日間で動員9万2000人、興収1億3000万円をあげた。累計成績は動員が1040万人を突破し、興収が149億円に迫っている。
 
 3位も前週と変わらず『帰ってきた あぶない刑事』(東映)がキープし、週末3日間で動員6万7000人、興収9600万円を記録。累計成績は動員92万人、興収12億円を突破した。
 
 この他新作では、8位にジョン・クラシンスキー監督が子供にしか見えない不思議な存在“ブルー”と心に傷を抱えた12歳の少女の交流を描いた『ブルー きみは大丈夫』(東和ピクチャーズ)がランクイン。母親を幼い頃に亡くした少女・ビーをケイリー・フレミング、ブルーが見える隣人の男・カルをライアン・レイノルズが演じ、ブルーの声をスティーヴ・カレルが担当。日本語吹替版では“Kis-My-Ft2”の宮田俊哉がブルー、稲垣来泉がビーの声を演じている。
 
 10位には、架空の芸能事務所・ツキノ芸能プロダクション(通称:ツキプロ)に所属するアイドルたちの活躍を描いた「ツキウタ。」シリーズの10周年プロジェクトとして公開された『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』(日活)が初登場した。
 
 トップテン圏内をキープしている作品では、5位の『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』(東宝)が累計成績で動員66万人、興収10億円を達成し、大台に乗せた。また、公開18週目の『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(東宝)が再び9位にランクインし、累計で動員771万人、興収110億円を突破した。勢いはまだまだ続きそうだ。

 今週のランキングで目を引くのは、公開から2か月経過しながらも依然として2位をキープしている『名探偵コナン』の存在だ。興行収入においては既にシリーズ歴代1位の記録を塗り替えており、この記録がどこまで更新されるのか、今後も目が離せない。

【週末観客動員数ランキングトップ10(興行通信社調べ)】
(2024年6月14日~6月16日)

1(初)『ディア・ファミリー』:1週目
2(2)『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』:10週目
3(3)『帰ってきた あぶない刑事』:4週目
4(1)『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』:2週目
5(5)『劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』:4週目
6(4)『マッドマックス:フュリオサ』:3週目
7(6)『映画 からかい上手の高木さん』:3週目
8(初)『ブルー きみは大丈夫』:1週目
9(-)『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』:18週目
10(初)『「ツキウタ。」劇場版 RABBITS KINGDOM THE MOVIE』:1週目

【関連記事】
これぞ最高傑作。タイトルに偽りなし…鮮やかすぎる伏線回収とは? 映画『帰ってきた あぶない刑事』徹底考察&評価レビュー
想像を超える展開に興奮も…上映後の拍手が“まばら”だったワケ。映画『マッドマックス:フュリオサ』徹底考察&評価レビュー
永野芽郁と高橋文哉の“かけがえのない表情”を切り取った珠玉の恋愛映画『からかい上手の高木さん』徹底考察&評価レビュー

error: Content is protected !!