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山田涼介の”本気の涙”にもらい泣き…『ビリオン×スクール』が学園ドラマの名作と呼べるワケ。最終話考察レビュー

text by 苫とり子

山田涼介主演のドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)は、日本一の財閥系企業のトップである億万長者が、身分を隠して高校教師となり、生徒と様々な問題を通して成長する痛快・学園エンターテインメント。今回は、最終話のレビューをお届けする。(文・苫とり子)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:苫とり子】

1995年、岡山県生まれ。東京在住。演劇経験を活かし、エンタメライターとしてReal Sound、WEBザテレビジョン、シネマズプラス等にコラムやインタビュー記事を寄稿している。

名作学園ドラマの仲間入りを果たした『ビリオン×スクール』

『ビリオン×スクール』第11話 ©フジテレビ
『ビリオン×スクール』最終話 ©フジテレビ

 9月13日(金)に最終回を迎えた山田涼介主演のドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系)。これまで様々な名作学園ドラマのパロディが散りばめられていたが、本作もその仲間入りを果たしたことが実感される最終回だった。

 転落事故に遭った際、生命維持のために脳の一部をAI化されていた加賀美零(山田涼介)。ティーチ(安達祐実)から衝撃の事実を明かされた加賀美は大きなショックを受ける。

 さらにティーチは再びゼロ組に出現。そのことがきっかけで加賀美の実験が学校にバレ、理事長の辰巳寅二(正名僕蔵)が加賀美と芹沢一花(木南晴夏)、そして校長の東堂真紀子(水野美紀)に処分を命じる。

 生徒の間でも動揺が広がり、まとまりかけたゼロ組はバラバラに。だが、紺野直斗(松田元太)の就職先が決まったことで、変化が起きる。実験台にされていたことはショックだったが、加賀美が真剣に自分たちと向き合ってくれていたことは事実。そのことに気づいた生徒たちは臨時集会で理事長に加賀美たちの処分取りやめを訴えかける。

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