御上先生が「兄のフリ」をする理由
2月23日(日)放送の『御上先生』にSNSはざわついた。御上孝(松坂)がとある医療施設を訪ねていた。部屋の名札に「御上苑子」と書かれた、母親の元だ。苑子は孝のことを亡くなった兄の名前の「宏太」と呼んでいる。宏太(新原泰佑)は中学三年生で学校に抗議をした後、校内で自死。突然、息子を亡くしたショックから苑子は日常生活を送れなくなり、施設に入所したという流れらしい。息子へ詫びるように苑子の部屋には大量の折り鶴の束が飾られて、部屋がジャングルのようになっている。母の無念がこの行動を起こさせたらしい。
「もう(兄の名前で呼ばれることに)慣れました。慣れるしかない、だって20年以上そうなんだから」
約20年経過しても長男の死を受け止めきれない母のことを、次男はこう言う。そして何事もなかったかのように、兄のふりをする。
…はて? このシーンに対してとても近いところで既視感を感じる。それが最終回を迎えた『フォレスト』だ。